最近買った漫画の話。
見積もりがあまい女性の話です。わたくしも温泉につかりながら若い女性の体を見ては「うわーなんにもしなくてもこんなに綺麗なんだねぇー」と毎回うっとりしていますですよ。
乗った飛行機が787だった → 座席のモニタで電子書籍が読めた → 第三巻まで試し読み無料祭り → 俺物語や海月姫をここで読んだ → 海月姫にはまった → 帰りの飛行機を待っている間、空港のWi-FiつかってAmazonから買えるところまで買いまくった → そこから新刊が出れば買うようにしている → 15ヶ月ぶりに新刊が出た → 読んだ。あぁやっとお話が動いたねー。よかったよかった。
「海月姫」は、オタクでニートで引きこもりで社会性もあまりない女の子が、女装趣味のイケメン金持ち男子を通してファッションというものを知り、人生をようやく歩みだそうとするお話、「歩けよ、されば開かれん」。
いつも同じ服を着ていて社会の片隅でひっそりと生きていこうする同じオタク仲間の子たちも、前に進もうと勇気を出してデパートで服を買ってみようとする。
「だって三万円もするこんな 高いもの
適当な理由じゃ買えませんよね
お金持ちならともかく・・・
でも普通の人はみんな必死で働いて・・・
その大事なお金でお給料やバイト代でお洋服を買うんだから・・・
だとすればみんなどうやって服を選んでるんでしょうか
シンガポールで様々な民族衣装を着た女性たちを見て主人公は思う。
彼女たちには信じてる神様がいて
だから自分が着るものが決まってる
あの格好をしていることに理由がある
私は理由なんて考えたことがなかった
安くて楽でなるべく目立たない地味な色
そういう理由でしか服を選んでこなかった
という彼女たちが「引きこもりをやめて社会に出た時に、自分で服を選ばなくてはならないと局面がくる、しかしなにを買ったらいいのか悩みはつきない、これをどうやって解決するのか、というところからお話が動き出すのです。物語もようやく本題に。
仕事で会った男性がスーツ姿でいるときは素敵なんだけど、プライベートで会うとがっかりするのは、「あ、この人、客観性がないんだ・・・」ってのが見て取れるからなのね。自分の体型が見えてないからその格好、自分の年齢が見えてないからそのばかみたいな柄のTシャツ(似合ってればいいんです)、自分のお腹が見えてないから乳首の位置が確認できるエアリズムの上にシャツを羽織って全はだけ。エアリズムはTシャツじゃないですから、下着ですから! 女性でいったらブラトップまるはだけでシャツ着てるようなものですから!!! もっと自分の姿に客観性を持って! どういう格好したらいいかわからない男性は、野田秀樹とかあのへんのおとなしめなルックスのおじさんを参考にすればいいのよ。おなかが出てきた人はパラダイス山元さんを、体型に自身がある人はジェイソン・ステイサムを(ハードルあげた!)。ワイシャツのボタンを外してクールビズだと思ってるような菅官房長官みたいなのを参考にしちゃだめよ、菅官房長官は嫌いじゃないけど、「この坊っちゃん政治家どもめ」って腹の中で思ってそうなお顔も含めて嫌いじゃないけど!
その点、山ウェアを購入する男性は賢いわ。「そういう(趣味の)人」に見えるもの。コムデギャルソンも便利よ、「そういう(ポリシーの)人」に見えるもの。どんな種類であれ「そういう人」に見えるんならいいよね。ということをこれから海月姫は探っていくんじゃないかしら。楽しみね!
この号は面白かった、おしゃれすぎてついていけない人もいたけど。
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途中まで買っていたアイアムアヒーロー。ちょっとお話の進みが遅くなってから敬遠し、18巻がなんだかアレだったとのことでここもスルーして、19巻と20巻を購入。こちらもお話が進みました。25巻くらいで終わるといいね。
映画おもしろかったなー。第二作作るなら、ゾンビのオーディションをもうちょっと厳しく・・・ぜひ!