メロドラマ濃い目をひとつアマリリス／「母の遺産」続き／「長女たち」

「母の遺産おもしろかったでー」と姉に話したら、「あの本が出た時に読んだけど、あの後半のメロドラマのグダグダっぷりが意味がわからない。どうしてもメロドラマにしたかったのか。あれを読んで老舗ホテルに長逗留したいだなんて思いついたらまるでアホまるだしではないですか」と痛烈な返事が。すみません、老舗ホテルに長逗留したいと思ってしまいました。だって、水村美苗さんときたら、老舗避暑地で男と女がうふふふふというのは鉄板じゃないですかー！　

「Amazonのレビューなんかを見てもみんな後半はけちょんけちょんに言ってたよ」、おねえちゃま、Amazonレビューで他人の感想を確認しなくてもええんやで、あなたが思った通りに語ってくれていいんやで。「そんなことより、篠田節子の長女たちがすごい、この本がえぐいナンバーワンですよ、あなたもお読みなさい」と３人姉妹の次女がいう。三人姉妹の三女の私としては、同じことをしてもあまり感謝されていない長女というものが気の毒に思えて、同じことをちょこっと失敗してでも三女のほうが褒め称えられて、なんだか長女というものは随分と損な生き物ではないですかと思っておりました、そしてそこを深く描いたご本があるとは！

篠田節子さんって「女たちのジハード」の人か！　読んでみましょう、早速読んでみましょう。

昨夜、うっかりiPadのパスコードを変えてしまったら、その後ログインできなくなりもうだめ。しかもこちらはバックアップを取ってなく、なのにまだ元気だった母親と迎えた家族（というか一族）全員が揃ったお正月の食事の動画が保存されており、いま涙目。私のiPhoneに同じ時期の別の家族動画が残っていたのでまだ良しとするけれど、わたしってほんとばか。しかしどうしてこんなにアップル製品ってば厳格なの？　ジーニアスバーの予約画面がアップルサイトのどこにあるのかわからない、できるだけウェブのＦＡＱで済ませるようにしてる感じ。いじわる！　超いじわる！　勇気を出して闇社会に足を踏み入れてみればパスコードを開いてくれる凄腕さんとかいそうなものなんだけど。アップルいじわるだなー、仕方ないんだろうけれども。