ＪＲ東日本の陰謀ね☆　その２／バスタ新宿　ただいま店舗を公募中！

昨日の続き。
【JR東日本の陰謀ね☆／新宿南口交通ターミナル「バスタ新宿」はどうにかできなかったのでしょうか。】
で、バスタ新宿のことをブツブツいってたら「あー、でも国交省が売店公募するってニュース読んだよ？」と友達が。

【レスポンス：「不便」の声受けて売店施設公募…バスタ新宿】
国土交通省東京国道事務所は24日、日本最大の長距離バスターミナル「バスタ新宿」での購買施設設置の公募を開始した。

バスタ新宿は4月4日にサービスを開始した。開業から1か月の利用者は延べ約58万人。1日約2万人が利用し、成田国際空港の国内線利用客に匹敵する。今年8月のピーク時には1日約4万人の利用を見込む。しかし、この巨大ターミナルには、飲料水が買える自動販売機しかない。

Wikipediaによるバスタ新宿の概要。
新宿交通結節点の工事は国土交通省が費用を負担して、東日本旅客鉄道（JR東日本）に委託し、2006年（平成18年）4月8日に起工した。JR東日本の線路上空に約1.47ヘクタールの人工地盤を設置し、駅施設や歩行者広場、タクシーの乗降場、高速路線バス関連施設を立体的に配置している。2016年（平成28年）春に完成し、同年4月4日に供用を開始した。

設計者が、東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本建築設計事務所、ジェイアール東日本コンサルタンツ。施工は大林組、鉄建建設、大成建設、フジタ共同企業体。やっぱり「鉄旅最高！」なＪＲ東日本旅客鉄道株式会社の陰謀だったのか。そしてお役人がバカだったのか。バカなの？　ほんとバカなの？　誰だって思いつくじゃん、売店のないバスターミナルが如何に寂しく悲しいものかって。それなのに開業２ヶ月が経過する前に「店舗公募しますー」って、バカなの？！

設計チームにバス旅に対する心構えというか役作りが足りなかったんじゃないの？　北島マヤと姫川亜弓が住まいを取り替えっこして役作りに邁進したように、設計のみなさんも高速バスに何度か乗って無意識に利用しているトイレや店舗といった施設を検証してもよかったんじゃないの？　新宿から西に行くバスなら双葉サービスエリアまでだいたい２時間、渋滞があれば３時間ほど、その間、なにがあればより快適か、どういう準備をすれば万全なのか、それが実現できるのはどんな施設なのか、体を持って理解できたんじゃないのかしら。月影先生が「もっとバスに乗る人の気持ちにおなり！」と杖をガツーンと打ち付ける音が聞こえそうです。

設計者たちはバス旅したことないんだろうな、浅草圏内でアサヒビールの社員がアサヒビールしか飲まないような愛社精神というかなんというか。したとしても高島屋の裏手から出てるＪＲ東日本のバスにしか乗ったこと無くて、あそこも自動販売機とベンチしかないし、「あー、これの拡大版ね？」って感じでつくったんだろうか。東京駅の待合室も自動販売機しかないけど、あそこはすぐちかくに巨大なお土産物売り場が大丸とその地下に控えているから自動販売機だけで用が足りたんですよ。

みんなが新しく移転するバスターミナルに求めていたのは、なんたらロブションとかディーンアンドなんとかじゃなくて、京王百貨店から抜けて出て、ヨドバシカメラもセブンイレブンもはなまるうどんも郵便局もカレー屋さんも喫茶店もなんでもあるあの「西口」の機能だったというのに。旅の前に必要なのは、ルミネやミッドタウンみたいな商業施設じゃないんですよ、あの西口なんですよ。

あぁ、許されるならば、設計者たちをキングオブ深夜バスはかた号に乗せたい・・・出発前になんの買い物もさせずにトイレに並ぶだけ並んで出発時刻になってしまいもじもじした状態で全員を乗せてみたい・・・そして最初のサービスエリアにたどり着くまでお腹をすかせながら、トイレを我慢しながら（いまはたいてい車内にあるけどね☆）、猛省していただきたい。そのくらいダメ施設ですよ。

渋滞なくするりと国道２０号に出られるのはとてもよいと思います、高速に乗るまでの時間が短くなったような気がいたします。

あー、もう、ほんとにダメ設計っ！！！

昨日も書いたけど、「おしゃれ過ぎるデザインのあまり、誰も使いこなせず、テプラをペタペタ貼り付けられたコンビニのコーヒーマシン」みたいな施設ですよ。

関係ないけど、「水曜どうでしょう 深夜バス」で検索したら、はかた号の模型がでてきた。Amazon頭いいねー。