夏の旅グランクラスに落とし穴/ちょっとだけ大回りの長野旅

大宮の親戚の家にお世話になっていた姪っ子を回収し、新幹線で移動し上田の真田丸展を、その後しなの鉄道と篠ノ井線を乗継ぎ松本まで各駅停車で移動するという乗り物たくさんのプチ旅しました。上田までの新幹線あさまは空席がなく、下唇噛みながら予約したグランクラスに乗車。テンションあがった姪っ子は「こんな素敵な席だったら、ほんとに宿題捗るね!」と親御さんが聞いたら泣いて喜ぶようなセリフを口にした後、さらさらと軽井沢までお勉強を。素晴らしい!なんて立派な小学生! では私はそんな姪っ子の成長を見ながら、おほほほ、アサヒスパードッラーーーイでも・・・と思ったら、なーぬー、新幹線あさまは、車内販売もないの!? グランクラスのお飲み物サービスもないの!? 知らなかった! 知らなかった! 東京-長野間って2時間弱かかる便もあるのに、車内販売がないの!?

 車内販売がないのーーーー?!

グランクラスのおもてなしサービスも「新幹線あさまとなすのではやってないです」ってウェブサイトに書いてあるー! あさまとなすのは、JR東日本にとっては新幹線じゃないのか・・・。なんちゃって新幹線、なんちゃってグランクラス、なんちゃってスイカペンギンちゃんなのか・・・・。私が都心に上陸したガッジーラだとしたら、新宿方向に移動して「あんぎゃー!」って言いながら口から紫色の光を出し、スパーンスパーンとバスタ新宿から切り倒していくところだよ! ひどい! 車内販売がない新幹線なんて!!!! 

上田の真田丸大河ドラマ館はですね、スタジオパークでやってる展示の拡大版といった内容で、これなら上田市立美術館の展示を見に行けばよかったなーって感じでした☆ 入場待ちのあの行列、あの入場制限、そして「金かえせ・・・」って蚊のような小さい声で言いたくなる感じ・・・まさに夏休みにふさわしいアトラクションでした、ある意味。出口近くに俳優陣たちのサインが並んでいる展示があり「あらー大泉洋、意外と字がうまい」「でも一番うまいのは内野聖陽さんですなー」と感心しながら見比べることができたのはちょっと楽しかったです。姪っ子が寺島進のサインを見て「この人、先週死んじゃったよね?」と指差し、「えぇーあれは死んでないよ。あの人まだ長生きするんだよ? 長生きして大泉洋とie・・・」と返していたら、隣を歩いていた見知らぬ男性が「いや、死んでるんじゃないですか?」と話に混ざりこんできたりして、みんなも心配だよね、出浦さんのこれからが! うふふふ!

篠ノ井線の各駅停車は、姥捨駅でのスイッチバックがクライマックス! でも篠ノ井駅から稲荷山駅を経て其の次が姥捨駅なので、クライマックスがやってくるのがちょっと早い。姥捨駅のまわりは棚田になってて眺めも素晴らしい。スイッチバックのために8分ほど停車している間、見晴のよいホームから撮影できたりして楽しい。しかし、そこからが長かった。待ち合わせが3回ほどあり、通常60分で行けるところが、この時間帯の各駅停車だと82分。でもあの路線の日本の里山を縫うようにして進む風景は本当に美しいので好き。

次の日は、早朝に美ヶ原まで。松本駅から車で1時間10分。おやおや結構山の上まで行くんですなーと進んで行ったら、美ヶ原自然保護センターという駐車場で下車。そこから徒歩20分で王ヶ頭ホテルへ。星がすごく綺麗な山岳ホテルとして有名なんですってねー。でも、立ち寄り客はあまり歓迎してない感じだったので、なんだかなーと。宿泊客の立場で訪れれば「宿泊客大事にしてくれて嬉しいわ!」ってことになるのかちら、どうかちら、ならねぇだろうなー。ホテルを通過して美ヶ原牧場の間を歩いて行く。楽しいわ。こういう景色が見たかったのよ! 高山植物も見頃でよかところでした。ここ数カ月間に降り積もったトレッキング欲も満たされました。よござんしたわ! みなさまもぜひー。結構歩き甲斐がありますよー。

松本っていいよね、お城もあるし、小澤征爾も大歌舞伎もやってくるし、蕎麦はうまいし、気の利いたホテルもあるし、上高地も美ヶ原も近いし、温泉もあるし。町の中から映画館は絶滅したそうですが、南松本駅の近くにシネコンができたので映画にも困らなそう。いいなー、松本!

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