タイ映画壺井栄も泣き出した/映画「すれ違いのダイアリーズ(原題 Khid thueng withaya)」

すれ違いのダイアリーズ [DVD]

あらすじは映画.comから!
田舎の小さな小学校に赴任した青年教師と前任者の女性教師が、日記を通じて交流する姿を描いたタイ映画。都会から遠く離れ、山々に囲まれた小学校に赴任したソーンは、職員室で前任者の女性教師エーンが残した日記を見つけ、読むうちに面識もないエーンを身近に感じるようになる。1年後、ソーンと入れ違いで再びエーンが赴任してくる。ソーンは同じように日記を残しており、今度はエーンがソーンの日記を読み始める。
ソーン役のスクリット・ウィセートケーオは、タイで人気の男性アイドル歌手で、本作で映画デビューを飾った。2014年・第27回東京国際映画祭「CROSSCUT ASIA」部門では「先生の日記」のタイトルで上映。15年、第8回したまちコメディ映画祭in台東でも上映。

当初「先生の日記」とされていた本作品、公開時には「すれ違いのダイアリーズ」となりました。「こんのゆるふわ邦題めー」とかいってすみませんでした。全然ゆるふわ邦題向きな内容で、先方もそのつもりで作ってました、えぇ、もう音楽全般のチャーミングなことといったら、んもう! 

お手本は韓国映画なのかしら(わたしの主観です)、「ここで泣きますよね! 泣かせに入りますからね!」というところで涙スイッチがダバダバと。「よっしゃ!ナイスすれ違い1!」「うぉーうまいね!ここでも良いすれ違い2!」「ファンタースティック!素晴らしすれ違い3!」「いやーここでもまたですか!グッドすれ違い4!」「あちゃー。そしたらここで良すれ違い5」「おっしゃ!ナイスエンディング!」という素晴らしすれ違いっぷりの連続。ちっくしょー、やられたぜタイ映画! 作品情報を読んだら監督はあだち充先生の大ファンだそうで、おぉー、あ、なるほど、「綺麗だろ、これでホニャララなんだぜ」と韓国映画メソッド(わたしの主観です)が合体したらこんなキュートな映画になるんだね。

子役たちの笑顔も愛らしく、タイの水上生活も、そんな地域で先生が親代わりとなる分校生活も新鮮で、壺井栄先生も見たらきっと笑い泣きするに違いない、さわやか妙齢青春ラブストーリーでした。サワディカップ! 機会がありましたらぜひ!

 

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