おぞましきホラー映画のやうなもの/映画「幼な子われらに生まれ」/エレカシファンは見ておくとよいと思いました

幼な子われらに生まれ

あらすじはギンレイホールのサイトから。

2017年 日本映画 日本語 127分 DCP
監督: 三島有紀子
出演: 浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶ
配給: ファントム・フィルム

バツイチ同士で再婚した中年サラリーマンの信と妻の奈苗。信は妻の連れ子の2人の娘たちと暮しながら元妻との実娘と会えることを楽しみにしていた。そんなある日、奈苗の妊娠が発覚すると… ガラスのような家族関係をエチュード的な撮影手法を用いてよりリアルに表現した不器用な大人たちの人間ドラマ! 重松清の同名小説の映画化。

天才子役あらわるっ!!! 素晴らしい!

浅野忠信の元妻が寺島しのぶで、田中麗奈の元旦那が宮藤官九郎。浅野忠信は長距離通勤もいとわないリストラ間近の丸ノ内のサラリーマン、田中麗奈は浅野忠信にどっぷり寄りかかっている幸せな専業主婦。寺島しのぶはバリキャリで、宮藤官九郎はありていにいうとクズ親。大変なクズ親。

いやーホラー映画でしたよ、大変なホラー映画でした、ほんとにホラー映画でした。最後半の宮藤官九郎とラストシーンに多少光が射すようにみせかk・・・いやぁすごい映画でした。見ているこっちの顔が何度もひきつりましたもの、ハクソー・リッジ見てるときより目を覆ったわよ。

原作は重松清。怖いよぅ怖いよぅ。協賛は大和ハウス工業というけれど、なにかの皮肉なのかちら、トンチを効かせたってところなのかちら!

日経新聞の映画欄で激賞されてたけど、うん、わかるわかる、激賞したくなる。あぁ怖かった! あ、でもエレカシファンは見ておくとよいと思います。ふふ。

悲しみの果て

2 COMMENTS

はつき

人間て、誰しも、ものすごーく嫌な部分があるよね…って感じました。ほんと、嫌な部分をこれでもか!って描いてますね。(そして、誰しも善なるものもあるという期待も描かれているのですが)

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ukasuga

うんうん、田中麗奈だって、田中麗奈自身の人生の選択は一体どうだったの、と詰め寄りたくなったり。。リリー・フランキーが若返ったー、と思ったら宮藤官九郎だったり!!! クドカン、愛妻家で子煩悩なのにこういう役ぴったりですてき。そして寺島しのぶと浅野さんのあのシーン、ふつうにいたしているように見えまして「わー」と思いましたよ。「わー」

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