高齢化社会で生きるぼくはゲイ/よしながふみ「きのう何食べた?」

きのう何食べた?(4) (モーニング KC)

2007年から連載している長期連載漫画ですよね!? 知ってます! 今年で連載10周年です! 月イチ連載なのでゆったり話も進んでます! 

同棲中の若くはないゲイのカップルの物語。月25000円の内食費をやりくりしつつ栄養や健康維持を考えた心のこもった料理をつくり、漫画の半分もその料理の行程に割かれています。メシ漫画の金字塔としても名高い作品でありつつ、この二人が人間としても成長していく物語です。この有名な作品を、わたくし、昨日の夜(正確には今朝未明)まで読んだことがなく、1巻から7巻までマンガ図書館併設の友人宅で読み、残る8巻から11巻までKindleで購入し、東海道線の車中で読み終えた次第。

連載開始時は43歳だった主人公の筧さんもいまでは50歳、パートナーの美容師ケンジは41歳から48歳へ。おぉぉぉ。物語の中で、筧さんのご両親の老いだけでなく、ゲイの二人の老いもしっかり描かれている。筧さんは体型維持のために地道にスポーツジムに通っていたり、美容師なのに薄毛に悩むケンジが髪を短くし金髪にしたり。ぶわっ(涙が出る音)。

これは・・・わたくし、逆に、連載開始とともに読むのではなく、ある程度まとまったところで、作品の中で7年という歳月が経過したところで、いちどきにこのカップルの成長を読めて幸せだったのかもしれません。子のないカップルがどうやって老いていくべきかというお話としても参考になるのかも。

筧さんは、しかし、弁護士さんなのに安定収入があるのに、どうしてマンションを買わなかったのかしらね。江戸川橋とか護国寺あたりが舞台かと思ってたけど、丸ノ内線のお話なのね。どこなのかちら。

6 COMMENTS

ふなき

このお二人が住んでるのは、おそらく阿佐ヶ谷の駅からすぐ辺り(JRより南、青梅街道沿いの地下鉄南阿佐ヶ谷からほど近く)かと思います。結構ご近所。
…うまく言えないけど、いろいろお疲れ様でした。

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いち

うんうん、中央線沿線だよね。
ちなみによしながさんがコミケにいたころ、
私もいたよ。
あちらさんは万部サークルで長蛇の列でした。
思えば遠くへきたもんだ……ふう。

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ukasuga

ふなきさん、いちさん、ご返信ありがとう。
そうか、よしながさんって本当にキャリア長いのね。他の方からも阿佐ヶ谷という情報をいただきました。
意外とメジャーな作品って読んでないのでまたこれからも周回遅れの発見がいろいろあるんでしょうな。よつばと!も読んでないし。

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たかとり

「愛がなくても喰ってゆけます。 」もそのあたり(阿佐ヶ谷あたりのお話)が多いですね。何食べは我が家のキッチン最寄りの本棚に鎮座してまして…載っている料理で気になるものはいろいろ作ってみてます。

よしながさんの作品は「愛すべき娘たち」の言葉がズキズキ刺さり、完全に同じ時代を過ごしてきた親近感もあり(同学年)、長らく気になる存在です…。

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ukasuga

えっ!よしながさん同学年!?!!! というよりも、わたしとたかとりーさんが同い年ってことにおのろきを隠せないのですが、その美肌の秘密はなんですくわっ! (←違う議題に・・・)(たぶんたかとりーさんが一級下だと思うのですが)

この段取りで進めればゴハン作れるんだよな、と私も思いを新たにしてまして、というか、私の春の料理の定番メニューとまるっきり同じ組み合わせのものが掲載されていたりしたので、「短時間に複数料理、できないわけじゃない!」と心を奮い立たせているところです。やってみます。

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たかとり

…そういえばスガ姉さんとお呼びしつつ、年齢確認した記憶がなかったですが、よしながさん=たかとりぃ(学年)みたいですよー(ぐーぐる先生調べ)。

び・は・だ★…とお褒めいただくとありがたいことと思いつつそれほど実感のないものはなく…あはは…何しているのかと言われれば日焼け止め以外は何も塗らないことくらいで(…1年360日はすっぴん…あははは…)。

本題。>とりあえず倣っているのは史朗さんの油2品までルールでしょうか。意識するとわりといけます。目指せ・佳代子さんの引き出しの多さ&広さ&深さ!です。

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