春星やNASAには電話しないでね/映画「アスファルト(原題:ASPHALTE)」

フランス郊外の寂れた団地のお話。車椅子生活をすることになった冴えない中年男性とワケアリの夜勤の看護婦、鍵っ子の少年と落ちぶれた女優、移民の老婦人と空から降ってきたNASAの宇宙飛行士・・・そんな3組のカップルのお話。

「またフランス産のトンチキな映画を私は見ているのではないかしら」と途中不安な気持ちになったりしましたが、とてもよい映画でした。愚直すぎるメタファーが最高、愛おしいほどに。配給会社のクサいキャッチコピー「愛は突然降ってくる」も素直に受け入れられます。

あー、ええもんみたわー、ほんといい映画みましたわー。しみじみ振り返ってますわー。少年と女優のくだりはユリオとリリア・バラノフスカヤのやりとりにしか見えなかったし(フランスの美少年、おそろしいよ・・・)(「昨日までのあなたは死にました」の死ぬのはリリアのほうなんだけどね)、他の2つのカップルのお話もよかった。100分、2015年フランス映画、シネマカリテで昨年上映していて、DVDはまだ発売されてないようです。機会がありましたらぜひ。ギンレイホールで17日まで。

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