天才子役現るっ!!!! いじめられっ子の女子高校生役をやった杉咲花ちゃん(高畑充希さんに似てるなーと思ったら、とと姉ちゃんで彼女の妹役をやっていたのですか!)もよかったけど、愛人の連れ子役を演じた伊東蒼ちゃんがすごくよかった。あれは小さな安藤サクラですよ、昭和で言ったら乙部のりえですよ、伊東蒼ちゃん、恐ろしい子!!! その他、主人公の宮沢りえが頼った探偵の娘役をやったお嬢さんも可愛らしくて芸達者でした。
地方都市の銭湯を舞台にした物語。母親がいなくなる/いない話でねぇ、もうね、お母さん役の宮沢りえが台所から大声で放つ「ごはんだよ!」という声で、私の中でなにかの糸がぷつんと切れてしまい、そこから先はメソメソ泣きながら鑑賞しました。
しかし、あんなに美しかった宮沢りえがあんなに倍賞千恵子感みなぎる容姿になるんだなー(宮沢りえでさえああならば、いわんや一般人をや!)とか、ちょっと悪ぶりたいお年頃の松坂桃李のイメチェンっぷりとか(柳楽優弥かと思ったよ)、意外とポテンシャルがあるのではと伺わせる笑福亭鶴瓶の息子の駿河太郎とか、みなさんほんとにがんばってらっしゃる。宮沢りえの夫役を演じたオダジョーが永遠にオダジョーで安心した。そしてタイトルがオチになるという、あぁまさか、途中からももしやと思っていたのですが本当にタイトルがオチになるという、えぇ、もう、続きはDVDなどでどうぞ!
ギンレイホールで、今週金曜まで。