夏の暮れファンサの鬼を拝みをり／『久保ミツロウ展』アキバCOギャラリー

仕事終わったあと、唐津の聖地巡礼に一緒に行ったお友達と末広町の久保ミツロウ展に行ってきました。あぁ行ってよかった、行ってよかった、もうなんて絵が上手でキャラクター造形のうまい、才能あふれる漫画家さんなんでしょう。秋葉原といえば以前、３３３１ギャラリーで大友克洋展を拝見しましたが、あの神々しいまでにアンタッチャブルな漫画界の巨塔を、訪れる人みながみな平身低頭してありがたがって参拝した展示会とは違って、とても親しみのある、温かみが感じられる展覧会でした。久保ミツロウさんの作品に対する愛と、観覧者の久保ミツロウさん愛が自然に溢れてきます。この出し惜しみのなさ、一番のファンサービスの鬼は、久保ミツロウ先生ではないですか、と時折うるうるしながら拝見いたしました。

この原画展、運営スタッフのみなさんがキビキビした気持ちの良い方ばかりで、入場時の案内も滑らかに、いろいろと制約のある会場の中を気持ちよく観覧することができました。レジの人も対応早かったし、丁寧な言葉遣いも過剰じゃなくさっぱりしていて、よい運営方針なんだろうなーと感心しました。

とてもよい原画展でした。１７日月曜日まで、急げ急げ！　撮影し放題！　原画をスマホで撮影→即待受画像みたいなことがたくさんできます、そう選びきれないほどに・・・ヴィっちゃん・・・ユリオ・・・ピチットくん・・・。撮影禁止のレディガガのイラスト（会場で見てのお楽しみ）、あれはぜひ複製原画として販売してほしい・・・壁に飾って人生の叱咤激励に使って行きたい・・・。ガガ様、格好良かった・・・。

原画展見終わった後、お茶でも・・ということになりましたが、あいにく秋葉原には土地勘がない。銀座線で日本橋まで移動してコレド室町のにんべんがやってるお酒も飲めるカフェ『日本橋だし場 はなれ』で休憩して帰りました。
「自宅で夕飯食べたい」というお友達との腹具合との兼ね合いで、グォージャスで女子力の高いパンケーキ、鰹節たっぷりふりかけた長芋のフライ、白ワインというとんでもない組み合わせのオーダーとなりました。そんなことが許されるカフェ「はなれ」、気にいりました。しかしなぜカレーうどんとだし茶漬けとパンケーキが同列のメニューとして扱われているのか・・・謎・・・。

ここにもキビキビした小気味良い女性の店員さんがいて、一度でファンになっちゃいましたよ。「えぇー、カウンター席しか空いてないんだってぇーたっくんどうするー？」とか言ってるアホなカップルもさらりとあしらっていました。カウンター席のほうが仲良くなれますやんー、テーブル席なんてお互いの顔見なきゃいけなくてなんとなくいやですやーん（私は嫌です）、あんな明るい照明であなたなに言ってますのーん。あの客あしらい、見事でしたわ。また行きますわ。

というわけで、皆さん、行こう、久保ミツロウ展！