初恋の人と結婚する話/入江喜和「おかめ日和」

おかめ日和(17)

無料一巻試し読みを読んでみてその後辛抱たまらず全17巻買い揃えて読んでみました。ほっこり下町子育て人情物語かと思って読み始めましたが、ひとりの少女の初恋が結婚として成就するまでを描いた大恋愛物語でした。

いや、ほんとうに、大恋愛!! しかもその二人は、なんというのでしょう、まったくの庶民、まったくの市井の人で、セレブでも美女でも美男でもすごい才能があるわけでもなく、大変な商才をお持ちというわけでもなく、ほんとうに普通の人たち、オーディナリーピープル。主人公は米穀屋さんの娘さん、その恋の相手は今でこそ独立して周囲の人の信頼も得ていますが若いころは大変なダメ男で、それでも主人公はその人が好きで好きで仕方なくて、山あり谷あり谷あり谷ありを経て、二人は結婚するのです。二人がようやく結ばれて結婚するまでの12巻から17巻までだけを既に10回くらい読んでいるわたくしです、恋ってよいものですなぁとため息つきながら。

入江喜和さんのご主人は新井英樹さん、この作品を一言で言うならば「清らかな『宮本から君へ』」とでもいいましょうか、えぇ、まったく、ワールド・イズ・マイン。

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