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良心の呵責があれどもう遅い/コナリミサト「凪のお暇(なぎのおいとま)」/追悼松藤民輔さん

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凪のお暇 1 (A.L.C. DX)

場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!

解説するよりも第一話を! 秋田書店のサイトで読めますよ。
「凪のお暇」第一話

その凪ちゃんは、すぐに仕事を押し付けてくる無能な同僚やマウンティングしたがる同僚らに囲まれて「空気読みながら」「なんだかなぁ」と思いながら生きていく。彼女の唯一の切り札は、営業部のイケのメンとこっそり付き合っていること、みんなには内緒だけど。
しかしその彼氏はクズ、ありていに言ってクズ、平たくいってもクズ、控えめにいってもクズで、いやいやいや、営業部の爽やかイケメンが如何にアレでアレだったりする事案は現実にもまんが社会の中でも多数ありますでしょ、凪ちゃん、目を覚ましてー!!!!!

と、読者がハラハラしているところで凪ちゃんは目を覚まし、読者の想像を遥かに裏切る形の思い切った行動に出て第一話は終了。続きは単行本でぜひ! クズ男子が、せめて女性を人として扱う社会になりますように! 

営業部のイケのメンがアレでアレな漫画・・・。ここでいう「良心の呵責」とは、奴ら、「営業部のイケのメン」らのことですからね! 特に「先生の白い嘘」の早藤は、早く捕まって!!! 逮捕されちゃって!

それにしても、最近は「あぁ、わかるわかる! このもやもやとした気持ちをよくぞここまで言語化してくれたよ、漫画化してくれたよ!」という細やかな心理描写の作品が多くてよい時代です。大河歴史ロマンとか大河純愛ロマンとか「さぁ来い、ジェーン!」「がぶー」ドラマではなく、日常のささやかな幸せを丁寧に描いた陸奥A子的世界観の延長線はデフレ社会によくマッチしているのかもしれません。いや、マッチしてていいのか、経済成長なくてもいいのか、なくてもええですやんと思っていた時期もありましたが、大卒初任給が二十年前とあまり変わらない事実を見て、最近はその考えを改めています。

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松藤民輔さんがお亡くなりに。毎年毎年「世界経済終わりの始まり」という本を出されていた松藤さんです。62歳じゃお若すぎる。

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人生を「世界経済が終わる」に賭けて、金鉱山買っちゃうようなアグレッシブなおじさまでした(もちろんお会いしたことなどないですが)。書いた本の予言はいくつか当たっていたと思いますが、彼は世界経済にもっと派手に崩壊してもらいたかったんですよね。残念。
山師だなんだと言われてましたが、こういう好戦的なおじさまが、やり残したこと多くして突然病死されてしまうというのは寂しいお話です。天国にも鉱山があるといい、現地でインゴット精製しているといいー。

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