ヒースロー空港に到着して乗り継ぎするとき、目に飛び込んできたのが上↑ のご案内板。着陸 → 構内乗り換え → 乗り継ぎ → 保安検査 → 出発ロビー → 搭乗ゲートで離陸、までの現在地を表示してくれてて、わかりやすい、わかりやすい。お問い合わせフォームつくるときとかにこういうのをよく作る! わかるわぁー、このグレーから赤への遷移と空港カラーである紫の使い方が大変よござんすなぁと感服したんざます。
空港のWi-Fi使おうと思ったら、はうっ、ログイン画面がおしゃれっ! この気の利いたシアンとかもう、わかりやすいっ! こういうわかりやすさが成田や羽田にはまだないような気がするなーとしみじみ見入ってしまいました。
ブリティッシュ・エアウェイズの機内放送のメニュー画面も使いやすく、超多言語展開! ざっと見た感じ二十カ国語でコンテンツを展開していて、その中でも日本語吹き替え対応の作品は42本。え、JALの同じ路線のフライトより多くないすか? JALってもしかしてそういうところケチっていたりするんですか? それはさておき、いやー42本もあったら全部見られないじゃないですか-12時間のフライトじゃぁ足りないんですよ、ぼかぁなどとニヤニヤしながら、見逃してる大作ハリウッド映画を続けざまに鑑賞しました。楽しかった。ふぅ★
てな話をお友達にしたあと「BAの機内放送の画面デザインもわかりやすくて階層設計もよくできてて、映画を見るのに忙しいフライトだったのー。隣の人は少し年配の日本人で、その人が『これって日本の映画はないのかしら?』って聞いてきたからメニューの使い方を教えてやったりしたけどね」とまとめた。そしたら彼女が一拍おいて、「えっと、でも、年配の人が使えなくて困っていたんならそんなに優れたメニュー設計とは言えないよね?」と。
エウレカー!! あぁそうだ、ほんとにそうだ。自分がウェブ的表現に頭がからめとられているのかもしれません。あの「日本語対応映画」カテゴリにたどり着けないまま、ヒースローに着陸しちゃった人もいるかもしれないですよね。あぁデザインって難しい。幅広い年齢層の人が使う飛行機の中のデザインってほんとうに難しい。
以下、機内で途中まで見た映画。
トム・クルーズがノリノリでヤリチンのパイロット役を演じていた。ひえええ。トム・ヤリチン・クルーズ!!! 映画が始まる前、「この映画は飛行機を題材にした映画です。鑑賞中、具合が悪くなるかもしれません」という注意書きが出て「またまたー、ユーラシア大陸の上でそんな激しく揺れたりしないでしょー」と高をくくってたらスカンジナビア大陸を越えたあたりで結構揺れはじめ、そのあたりでやんちゃなトム・クルーズが操縦する飛行機が決死の逃避行を始め、画面も機体も激しいフライトになり、ほんとに乗り物酔いしそうになったので、見るのをやめた。
ゲイリー・オールドマンの「チャーチル」。「おぉっいいところ!」というところで着陸態勢に入って終了。残念。ギンレイホールで上映すると思うので、劇場で座って見直したいと思います。