ミュンヘンからオーストリア鉄道に乗ってさっとザルツブルクに行ってきた。ミュンヘン・ザルツブルク間は特急電車で90~120分、なんとなく海外からの旅行者が新宿を拠点としつつも、日帰りでお城のある地方都市に行く・・・そう、新宿でいうとふらっと特急あずさに乗って松本に行くようなノリで移動できる土地。ザルツブルクは京都を江ノ島サイズの面積にぎゅっと詰め込んだような超観光資源都市で、しかもモーツアルトの生家もあったりで見どころ多く、ザルツブルク駅から降りて車で10分ほどのホーエンザルツブルク城という城塞にまず登っちゃって、そこから坂を降り駅に戻ろうとするとあらかたの観光地を回ることができちゃうという観光もしやすいところ。
ホーエンザルツブルク城は急峻で小高い小山の上にあり(その土地の風景が松山城っぽい)、松山城や松江城をぐっと堅牢にしたような城塞で、カノッサの屈辱とかそういう時代に建て始められたお城なので歴史はかなり古い、タモリ倶楽部で紹介された河岸段丘の城・台城並に古い。城の中にははきもちのよいテラス席のカフェが何軒かあり(何軒か!)、眺めも最高。教会の街を見下ろし駆け足で場内を観光して、山を降り旧市街を通り(この導線が江ノ島っぽい)、モーツアルトの生家をちらっと横目でみて、ザルツァハ川の川べりはカップルが一定距離を保って寛いでおり(そういうところも鴨川っぽい)、橋を渡り、ミラベル宮殿・ミラベル庭園をみて、とことこあるくと駅に戻る。これでざっと3時間。じっくりまわって6時間。ミュンヘンからは観光バスで行く往復ツアーが60ユーロくらいであってそっちも楽みたい。電車だと往復で60~110ユーロ。『ザ観光~!!!』って感じの楽しい一日になりました。
さて、あの城を目指す。
登ってみたら山側はこんな景色。うわーん、安曇野っぽい!
教会の街。
一通りみたので山を降りる。モーツアルトの生家。
ここは京都の鴨川かしら。いいえ、ザルツブルクのザルツァハ川です。
ミラベル宮殿と庭園、やっぱりお城が見える。
ラフな作りのチョコレートケーキ。クマも困惑。美味しかった。
カフェから通りを眺めていたら、柴犬がっ。え、柴!?
市内で柴犬を3頭見たんだけど、柴が流行ってるのかなー。
以上、駆け足でいくザルツブルクの旅でした! 地球の歩き方に「鉄道編」があるのか。旅の引き出しがガンガン広がってしまうではありませんか!