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プロ野球2018 キモノの国のエクソダス

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夏休み獄門島で笛を吹く/横溝正史「金田一耕助ファイル」

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10年以上前、映画「クライマーズ・ハイ」をみたとき、「あれ、もしかしてこの映画に出ている俳優さんたちの半分以上の人は、ぎゃんぎゃん怒鳴ることを『優れた演技』だと思ってるのかな?」と感じてから、絶望した、あれが演技と思ってる日本の映画やドラマに絶望した! 

ちょっと抑えた演技を目にすると見ている側が置いてけぼりになっちゃうような読解力の減少っぷりが問題なのかもしれません。また、映画を見終わったあと「作品名+町山(智浩)」とか「作品名+宇多丸」などと検索して、鑑賞した人間が得るべき正解を探そうとするのもよくないのかもしれません。

「激しく怒る」「鼻水垂らしながら泣く」が演技だと思ってる演者が増えてるなーっていうときに、「まほらなんとか便利屋さん」といったタイトルの作品を見た。ある俳優のクライマックスでの演技が「えっ、ちょっと待って、このへったくそな独白タイムを見終わらないとエンディングを迎えることができないの?」というものでげんなりした。でもでもでも、大河ドラマにもしょっちゅう出演しているし、今年の大河ドラマにもじゅうような役どころで出ていて、世間一般の評価では実力派俳優扱いなのがとっても不思議。絶望した、こんな評価しかくださない状況に絶望した! 

しかしながらそういう時代状況なので、作品をみるときは、その俳優さん・女優さんが如何にノリノリであるかに重点を置いて楽しむようになってきました。演技がうまいとか下手じゃない、楽しく悪乗りしてくれればくれるほどありがたい。

金田一耕助シリーズでいえば長谷川博己とか長谷川博己とか長谷川博己とか、せごどんでいえば、青木崇高とか青木崇高とか青木崇高とか、松田翔太とか松田翔太とか松田翔太とか、あぁもうこの辺の人たちはいいですね、ほんっとにノリノリで。

「え●たの悪口ばっか言ってるけど、島津久光をやってる青木崇高だっていっつもおんなじ演技をしてるよ!」などと思ってはいけません、彼にはああいう役だけがまわってくるのです、一度繊細な文学中年の役でもやってみせればよいのです、それはそれで楽しみです。

なんでこんな話を始めたかというと、夏休みも近いので、電子書籍で金田一耕助一気読み書籍が出ていたので購入したからです。石坂浩二もいいけど、いろいろな意味でキレッキレの長谷川博己版がわたしゃ好きですね。ダラダラと読もうーっと。

金田一耕助ファイル 全22冊合本版 (角川文庫)

 

あとは町田康の「ギケイキ」。こういう話だったのかーとニヤニヤしながら読んでます。
ギケイキ: 千年の流転 (河出文庫)

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