うちの洗面所の床問題を聞いてください。「大家さんはどうしてこの床材にしてしまったのだろう、いえ、色はいいんです、マーブル柄のピンクでも気にならないのですが、しつこい汚れになりがちなこの材質は一体なに・・」とここ数年煩悶しておりました。人間が水をこぼしたところに埃がつき、それがなかなか取れない素材。水を固く絞った雑巾でぎゅっぎゅっと床拭きしてみるものの、どうも「わぁさっぱりきれいになった」とは言えない見た目。
洗面所だけならまだしも、リビングの床材もなんとなくそういう感じで、たとえば肉料理なんかをして床の上に細かい霧となって油が散布されてしまったあと、しばらくすると霧上の汚れが床材にくっついてしまう、そんな厄介な床材。これは・・・店子に対する嫌がらせなのか、と、除菌シート的なもので要所要所を拭いておりました。
が、しかし、除菌シートってアルコールですやん、拭いたところが「ここ、拭きましたよね?」って跡が残るのはなんですのん、猫ちゃん的にはどうですのん、全体的にあんまりよろしくないのでは、思っていたところ、床拭きロボ「ブラーバ」の存在を知り、購入を検討することに。家電量販店の店頭で日立のお姉さんが「ブラーバ、意外といけますよ」と進めてくる。なるほど、i Robot ブラーバ、素晴らしい。
・ブラーバは、iRobot社の名前がついているけれど別の生産ライン。もともとルンバの会社に「やべっ、こんな高機能な掃除機の会社がライバルにおられたらかなわんわい」と買収された会社。
・ルンバとは設計思想が違うので、とにかく静か、汎用性も高い。
・国内で売られている市販のフローリングモップ用のウェットシートもドライシートも両方使える。
・電気代も少なく、使い勝手がいい。なにしろこういう機械のものにしてはコンパクトっていうところもおすすめです。
あぁ、日立のお姉さん、そんなにブラーバの宣伝をしていいのかい? 「長毛種のかわいい猫を飼っているので、猫の毛がからまりやすいブラシやゴミ捨てが楽な掃除機も探してる」、それならこちらです、とちゃんと日立の掃除機も進めてくれた。その日は結局ブラーバを買う前に自力でできることをやってみることにして、ひとまず日立の掃除機を買った。いまの掃除機はまだ現役なんだけど使って11年経ってますし、メーカーのサイトを見ると部品も修理のフォローも期待できないようですし。
その帰り道で無印良品で「アルカリ電解水モップシート』なるものを見つけ、どんなもんじゃろうかと家でふきふきしてみたら、ぎゃー洗面所の微妙な汚れがつるっと取れたー、界面活性剤が入ってないから猫ちゃんも安心ー、リビングの床の汚れもきれいにとれたー、なんだよー、無印良品にこんな隠し玉があったとは!!!
モップシートだけじゃなく、洗剤もあるみたいなのでこれを使って併用していきたいと思う。多分、科学的にはこういう感じの商品なんだと思います、ようしらんけど。