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スカートで夏の京都の大冒険/その1 神護寺・清滝・保津峡めぐり、うっかり「阿吽」聖地巡礼の旅

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去年の夏、姉家族と夏の京都にでかけ、保津峡の川下りやら嵐山の鵜飼などベタな観光旅行を存分に楽しんだ。夏の京都も暑いけどなかなかいいなと思い、今年も行ってみた。

とはいえ夏の京都ってどこに行けばいいのかしらと思い、出発前に写真集「『そうだ京都、行こう。』の20年」を開いてみた。四季ごとに見どころをまとめてあるけれど、夏のカテゴリの薄いこと、薄いこと。そこでメモしたのが「栂尾山高山寺」と「石清水八幡宮」。何年か前に貴船と鞍馬行ったら山の京都の楽しさに触れることができたいそう楽しかったので、今回も山方面に進路をとることに。

白いTシャツとヨージ先生の黒い夏のスカートで、新幹線の車内でおかざき真里の空海くん・最澄くん物語「阿・吽」最新刊を読みながら京都へと。

 

google map 先生の仰せに従い京都駅から円山駅までJRで、そこからJRバスで仁和寺・立命館などを横目にみながら栂尾山高山寺へ。栂尾、いい! 建物全体が川床みたいになっている気持ちのいいお蕎麦屋さんとかがあっていい(味は普通!値段も普通!)!! 山奥だから人が少なくていい! 外国人観光客にまったく会わない、素晴らしい! 人少ない! もう一度言う、観光客が本当に少ない! 青もみじがこれほど美しいということは秋はさぞかし紅葉目当ての客で混雑するんでしょうなぁ。川の水も澄んでいてよいところですなぁ。

 

高山寺 → 西明寺 → 神護寺まではなんとなくつながっていて、この三箇所をまわるのにだいたい90分~120分。最後に到着した神護寺は、長い長い坂を登ってようやく到着する。ここでは拝観料を払って見学することに。

金堂でお寺の方が本尊とこの寺の由来を解説してくれている。ふんふんと聞いてると、「和気清麻呂」「桓武天皇」「最澄」「空海」「空海が最澄に灌頂を授ける」といった単語が出てくる。えっ、あっ、それって、もしかしてさっきまで新幹線の中で読んでいた漫画「阿・吽」第8巻に続くまだ見ぬ9巻のエピソードにあたるところだったりしますでしょうか? 確か遣唐使から帰ってきた空海が持ってきた密教に触れた最澄がどうのこうのという場面が繰り広げられたのがこの金堂だったとおっしゃるのですね! えっ、私ったらうっかり聖地巡礼中なの? 

「灌頂歴名」という書がしれっと金堂の売店の脇においてある。遣唐使から帰国してきた空海が高雄山寺で行なった灌頂の参加者リストで、空海の筆。これを書いた瞬間は、議事録メモ書きみたいな場面だと思うので、かしこまってない彼の普段の筆を見ることができる。うぅ、きれい! そしてやわらかく、読みやすい。
平安時代僧侶オールスター列伝みたいなその「灌頂歴名」には、「ぼかぁねぇ、密教においては空海くんに教わるしかないと思ってるんですよぅ」と比叡山からやってきた最澄の名前が最初にあったりする。我が国仏教史において重要な書だと思うんですが、そういうものがしれっと古ぼけたガラスケースのなかにおいてある(もちろん複製品ではありますが、真品に限りなく近い複製品)。国宝が12点・重要文化財が2000点余りあるそうで、しかしながら割と紙と木でできたスカスカな建物で、警備は大丈夫なのかちらと余計な心配をしてしまいました。大丈夫なのかな、うん。

 

さて、神護寺といえばかわらけ投げ。そのかわらけを投げるエリアまで足を伸ばしてみたら、こんな景色が見える。山のなかの川沿いの白い道、google map とガイドブックを確認するとこれが「ハイキングコース」だそうで、京都市内に戻るバスが出る清滝というエリアや、もっと歩くと嵐山のトロッコ列車が走る保津峡という駅に出ることがわかる。保津峡の川下り楽しかったなー、あそこまで歩けるんなら歩いてみようかなーと、急に進路を変えてしまったのです。えぇ、ぼくはまだ知らなかったのです、この選択があんなおぞましい結末を迎えるということを・・・。

 

ヨージ先生のおしゃれブラックロングスカートを履いていましたが、こういう比較的整備された道がずっと続くものだと思ったの。

清滝川に沿って歩くんですけど、川が近い、川が!! 本格的なトレッキングの服装できてもよかったではないですか!?

ちょっと!倒木!!!攻めてきますなー。

わーい、やっと階段・・・あ、でも階段の先の道のなさよ・・・。

ハイキングコースってきいてたのに、川がやっぱり近い。。

途中からトートバッグの持ち手を両肩にかけてリュックのようにし、スカートは人とすれ違っても恥ずかしくない程度までたくし上げ、ざくざくと2時間ハイペースで歩いたけど、ハイキングコースというのを舐めていて申し訳ありませんでした! しかしそんな山奥でも、渓流のところどころで、中高生は橋の上から川に飛び込み、大人たちはBBQをし、外国人観光客は水着で泳いでいる。京都の夏は、みなさん、こんなところで涼んでらっしゃるのかー。

せせらぎといってもいい可憐な清滝川からいつか道が分かれ、気がつけば巨岩・巨石と急流がぶつかりあう保津川を眼下に歩きはじめていた。対岸にトロッコ列車の線路が見えたと思ったら、亀岡発・嵐山行きのトロッコ列車が走っていく。文明だー、やっと文明に会えたー!!! もうね、最初の写真から↓この写真までの日差しの変化が伝わりますでしょうか? 歩きましたよ、思いがけず歩きましたよ! 一日三万歩歩きましたよ! 高尾山-陣馬山-大月コースかよ!

思いがけずに夏の京都で大冒険してしまいましたというお話でした。京都一周トレイルというコースが設定されているようですが、今回の清滝ハイキングコースも一部その中に組み込まれているようで、次はちゃんとした山用の格好で来てもいいかもねと思った次第です。紅葉のシーズン、最の高じゃろうねぇー。

 

帰りはJRで馬堀から京都までラジオで甲子園聞きながら。京都駅についたら7回裏。ホテルのラウンジみたいな場所に腰を落ち着けて、1点を追う金足農業の攻撃を聞く。イヤホン聞きながらあぁっといったりガッツポーズしたりさぞかし立派な不審者に見えたことでしょう。あの試合、全然負ける気がしなかった。さて、明日の決勝はどうなることやら。選手に休養を与えたいので、ゲリラ豪雨が降って試合が流れることを希望します!

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