山葡萄お達者過ぎる監督や/映画「レディ・プレイヤー1」

レディ・プレイヤー1(吹替版)

2045年。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により世界は荒廃していた。その為スラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人類の多くは「オアシス」と言うVR世界に現実逃避し入り浸っていた。

氷結ストロングとかウィダーインとかばっか口にしてそうなあんまりよろしくない未来のヒーロー物語。娯楽大作イッキ見月間に見た。監督はスティーヴン・スピルバーグ、ただいま71歳、わっかいなー!!! うわー若い、こういう作品をしれっと作れちゃうのがほんとにすごい。劇中の音楽が、この作品を見るちびっこたちの親や祖父祖母世代向けで、そういう橋渡しをしてくれてるあたりもありがたい。

さて、そのVR世界「オアシス」の共同創業者役をサイモン・ペッグが演じてます。作品の最後に老境ペッグが登場しますが、ダンガリーシャツにオリーブグリーンのニット、こげ茶色のジャケットを着こなしていて、とてもよい枯れっぷりでした。サイモン・ペッグが俳優の道を選ばず、静かな一般人としてあるいは教師などとして生きていったとしたらこういう姿もあったのかもと思わせるもので、彼の「あったかもしれない」未来の姿を垣間見た気がして、なんだか妙にしみじみとしてしまいました。

 

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