スタバンゲル行ってよかったスタバンゲル/一筆書きで行くノルウェー乗り鉄の旅 その8

プレーケストーレンへ

ノルウェー旅もクライマックス。文明ホテルの窓から朝7時の朝焼けを見て、ポケモンチェックを兼ねてホテル周辺を散策。朝食を食べたらすぐさまチェックアウト。もっといたかったよ、文明ホテル。しかし観光フェリーの出航は10時ジャスト。後ろ髪ひかれる思いでホテルを後にする。

ホテルから5~6分歩いて船着き場に。予約メールのQRコードを見せて乗船。手前の背の低い船で行きます。後ろのでかいマンションに見えるものはフェリーです。

船内ひろびろゆったり設計。欧米のリタイアしたんだよねーな世代のご夫婦から、30~40代のアウトドア好きっぽい世代のカップルまで。ここでもまたアジア人皆無。肩身狭み。ガラ空きでゆったり。

橋の下くぐってフィヨルド地帯へ。

ビューティフルディ。

岸辺のアザラシ。

岸辺のヤギ。

この観光船が飼育しているヤギらしく、船員さんが餌をやったりしてました。どこかに小屋があるといいのですが・・、ジュラシック・パークで恐竜に犠牲になるヤギの姿がオーバーラップして仕方ありませんでした。

すごい滝。

プレーケストーレン。ほほぅー。これが。ミッション・インポッシブルフォールアウトの最後の大アクションのシーン。

映画だとあんなに大きく見えたけど、海上から見るとあんなに小さい。ということは大変な高さがあるということで。。。

振り返ると奥の奥までフィヨルドの谷が続くのが見える。

航路は3時間ほど。港に戻ってきました。みたいもの見られて満足!

さよなら私の乗った船。

石油博物館

スタバンゲルという街は人口12万人しかいないけど北海油田の基地の街で、だからこそこんな田舎町に立派な文明ホテルが立ち並ぶわけで。そんな街の観光エリア中心にドーンと佇む石油博物館へ。
館内のエントランスすぐ脇のコインロッカーに荷物を置いて、お財布とスマホとパスポートだけ持って、街の中のカフェにお茶しに。ちゃんと1NOK戻るタイプのコインロッカーです。

レインボーフラッグがたなびくお祭り開催中。昨夜の花火もこのお祭りに関連してたのかな? それとも神宮球場の五回裏の花火みたいに毎日打ち上げるものだったのかしら?

少し坂道を登ったところにある灯台に入館料払って入ったり(料金が見合わなかったけど、お布施と思って)、

街を見下ろせば人々の住まいが見え、こんだけ屋根が三角ってことはやっぱり雪が降るのかな-と思ったり、

夏の花がまだ美しく咲き誇り、

カフェのテラス席では様々な人種の人たちがくつろいでる。手前の派手な色のお召し物は現地在住らしい中国人でした。

この界隈でお茶を飲んでから石油博物館に戻る。入場料を払おうとすると、「今日はお祭りだから、入場料はもらってないんだよ。ラッキーだったね」ともぎりの男性に言われる。なんだこの完璧な美しい日曜日は! 

このスタバンゲルという街を歩いていて、水城のある今治市の港町となにか似ているように感じました。なにが原因かはわからないのですが、規模感? 海との近さ? なんでしょう?

 

「海洋資源で繁栄を築いた我が国ノルウェーですが、1970年代から開発した北海油田がさらなる富をもたらしてくれました」という案内表示から始まる展示は、この国の豊かさの秘密を解き明かしてくれるものでなかなか見応えがあった。森と湖と山と海があって、魚が獲れて、そのうえ石油まで取れるなんて! いい国じゃないですか、ノルウェー!

観光地各所では英語の表記が控えめで、レジの端末でクレジットカード決済するときも「英語でどうぞ」ボタンを進めてくれる店員さんがほとんどおらず、母国語でガンガン攻めてくる(もちろん英語は通じます)。なぜっ、きみらはっ、そんなにっ、強気なのかい? 「内需だけで結構いけると思うんだけど、でも海外から旅行に来てくれる人は歓迎してますよ」ということなのかい? 

私が若い男子高校生だったら、技術系の学校行って石油技術者になって、この地で一ヶ月120万くらい稼ぐ技師サラリーマンになるのになー。若くもないし、男子高校生でもないからなー、ちょっと無理だな-、えへへなんて考えながら、石油技師たちがどんな作業を海底でしているか再現しているCGアニメを見たら、その苛酷さに甘っちょろい考えは吹き飛んだわけですが・・・。

空港へ

存分に北海油田の勉強をしたあと博物館を出る。バスの時間までまだ余裕があったので、広場でやってるお祭りの屋台でアイスクリームを買って食べる。そんな屋台もクレカ決済。
人工池を眺められるベンチに座ってアイスクリームを食べ、ちょうどよい時間になったので空港行きのバス乗り場へ。スタバンゲル駅のすぐ近くのホテルに泊まって、そのホテルの目の前が空港行きのバス乗り場で、その目の前が人工池で、その人工池から歩いて5分が石油博物館で、この街のコンパクトさといったらなにごと! スタバンゲルはいいところ。小さくて豊かで人々は穏やかで町はきれいで海が近くて豊かで、豊かで、ほんとうによいところ。

また田園地帯を通って空港へ向かうけど、なんなんすかね、この美しい景色は。

ぎゃー。おしゃれ空港。スタバンゲル空港!

ぎゃー。ちびっこいかわいい飛行機! ノルウェジアン航空(現地LCC)。

さよならスタバンゲル。また来る日があるのかな。

夕焼けベルゲン

ベルゲン空港着陸。市内へ行くエアポートリムジンを往復切符で買う、なぜって明日は帰国日ですからね。ベルゲンの街の広場。

おしゃれシーフードレストランで、こんな景色見ながら、ハキハキした中国人ウェイターにお給仕していただく。

食後の散歩を兼ねて坂道を登る。住宅街で猫に会う。ノルウェジアンフォレストキャットさんでしょうか、でかいですよ、キミ! しっぽのフサフサが尋常じゃないですよ!

ケーブルカーにもう一回乗ろうかなーという考えが頭を一瞬よぎったけど、運賃がちと高めなので体力で解決することに。坂を少し登ると、うはー夜景。

うわーん。ベルゲンの夜景ときたら!!!

なんて美しい一日だったことでしょう。だいたいですねー、ベルゲンは一年のうち1/3が雨降りの街と言われているのですよ。それがこんなにお天気に恵まれ、スタバンゲルでは上出来すぎる日曜日を過ごすことができ、なんてラッキーなんでしょう、私は・・・という満たされた気持ちいっぱいでホテルに戻ったら、ベッドメイクはしてあるけど清掃が一切されていないという不思議な状態になっていて、現実に一気に引き戻された。

まぁこういうことはまれにあるんだろうけどね。ちょっとね。ひとまずタオルを交換してもらったけど、ワイヤーでスーツケースを固定していってよかったなと思いながらも、こんなふうにあからさまに信頼してない様子を出すから掃除しなかったのかしらと思ったり。どうするのが正解だったのでしょうかねー。ともあれ、次の旅行には自分専用のマグカップと食器用洗剤を持ち運ぼうと決心した次第です。以上、厄払い的にオチもついたところで、明日はとうとう帰国です。

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