黒人刑事が白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を、「マルコムX」のスパイク・リー監督が映画化。
1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース。署内の白人刑事たちから冷遇されながらも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていたKKKのメンバー募集に勢いで電話をかけ、黒人差別発言を繰り返して入団の面接にまで漕ぎ着けてしまう。しかし黒人であるロンはKKKと対面できないため、同僚の白人刑事フリップに協力してもらうことに。電話はロン、対面はフリップが担当して2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めていくが……。
主人公ロンを名優デンゼル・ワシントンの実子ジョン・デビッド・ワシントン、相棒フリップを「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが演じる。第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。第91回アカデミー賞では作品、監督など6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。
デンゼル・ワシントンの息子(主人公の黒人刑事)、七光らない確かな演技力! そのロンの相棒が、いまやソーシャル・ディスタンシングの間隔の目安として引っ張りだこのアダム・ドライバー(身長 189cm)。「さぁ前の人と距離をあけてね、そう1アダム・ドライバーくらい」と新しい単位として使われているとか使われていないとか。
2020年6月第二週の週末というタイミングで見るにはとてもヒリヒリする内容で「うわぁこういうことかー」「このセリフ、Twitterで一昨日みたよ・・・」みたいなことが続く。それでいてきっちりとエンターテインメントになっていてすごい。あの白い長い頭巾をかぶったひとたちが「アメリカ・ファースト!」と叫びつづけるシーンなぞ、ぞっとしましたよ。
アマゾンプライムビデオで。時間ありましたら、いま必ず見て!
しかしアダム・ドライバーを「スター・ウォーズ」シリーズのと紹介しているのね。私にとっては「パターソン」おにいさんであり、「沈黙」おにいさんですが。
とはいえ、いま、Wikipediaでスター・ウォーズでのアダム・ドライバーの吹き替え担当が津田健次郎と知り、俄然興味が湧いてきましたよ! 見よう、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」!