読んだ! 面白かった! 前作の「馬鹿ブス貧乏な・・・」で描いていた世界がコロナ禍で加速しちゃったので、その大幅な補訂版です。陰謀論おじさんの名前がチラチラ出てくるけど、気にしない!!
昨年読んだ「2049年 お金消滅」やハラリ先生の「ホモデウス」の描いてる未来社会が、藤森先生の本のなかにも姿を現してきている。223pから224pへのくだりは個人的に圧巻、ぼやぼやして生きるには長すぎる時間を、馬鹿ブス貧乏なあなたたちはどう生きるのか、ビシッと問いただしてきてくれる。
ところで我らが老齢期に迎える近未来、ちょっと楽しそうじゃないすか(超監視社会になっちゃうのかもしれないけど)。いまからでもやれることや、やるべきことがたくさんあるなと思い知ることができた。読み終わるとなぜか不思議な力がみなぎってくるのだから不思議。これを読む人は女性の人生構築法ガイドブックとして、斗比主閲子さんの「ぼーっとしている人が『自分の人生と向き合う』ためのQ&A30」もあわせて読むといいんじゃないかしら。私はこの本を二十代の頃に読んでいたらと、正直悔やんだりしましたもの。