ヒーグー谷の夏至まつり

ヒグマ更新、ちょっと目が怒ってます。もいっちょ更新。
金曜の夜に夏至祭りしたりした。らっせろーい。
ケミカルブラザーズの新曲(現時点で最新のヒット曲という意味です)で、ぴよぴよぴよぴよいう機械音が、指笛にしか聞こえないです。
島抜け吉村昭の「島抜け」を読む。最近江戸時代の『お江戸』という都市生活者の話ばかりを読んでいたので、江戸時代結構いいじゃんと思っていたのだが、こういう江戸以外の土地の人の話を現実的な文章でつづられたものを読むと、やはりなかなかに。これは中編の「島抜け」と飢饉にあえぐ農民を描いた「欠けた椀」、幕末から明治時代の解剖史をひもとく「梅の刺青」の3編が入った短編集。飾り気のないシンプルな文章で、より真実に迫ってきます。
表題の「島抜け」は、幕府を非難した講談を演じたため、種子島に島流しされたある大坂の講談師の話。流された種子島から、丸太船を使って島を抜けるのだが、流されたのはなんと清国の田舎町。そこから転々とし、長崎へ向かう商船に乗らせてもらい、日本へ帰ることになるのだが・・・。
私は海無し県に生まれたので、海というものは遠い遠い存在なのですが、日本って本当に島国なのですね。幕末のお武家方の静かな混乱もちらほらと見えて、良い中編小説でしたよ。
その後山本周五郎の短編を読んだ。外国に旅したときかの地に置いてくるのにふさわしいお話。

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