甲殻類は黙って食え！－香港三泊四日満腹ツアーの巻

この「エウロパ」っていう木彫りの猫がちょっとほしい・・・
ヒグマも３件更新よ。

どかん！
飛行機載るような旅行の相方であるところの会社員時代の同期と香港行ってきた。
高いホテルに泊まりたいのーという先方のわがままをしぶしぶ聞いてやり（彼氏かよ！）、セントラル駅徒歩５分、ハイクラスなショッピングモールＩＦＣを抜けた先の四季酒店（Four Seasons）に宿泊先を決めた。交通至便、ホスピタリィ最高、眺め最高、設備最新、ロクシタン責めのアメニティ、「あんたら好きにくつろいだってくださいよ」という精神が全館に満ち溢れていて、私が生涯泊まったホテルの中で一番よかった。行く前は奮発しちゃったなーと思ったけど、値段以上の時間を過ごせたと思う。素晴らしかった。こっちのフォーシーズンズもあれくらい気前がいいのだろうか、日本のホテルっていちいち細かいことうるさいんじゃないか、だいいちあれはいくら・これはいくらってケチくさいんじゃないかしら、などといろいろ思った。
しかしまぁ香港の物価、円安ということもあるけれど日本と寸分たがわぬもので、スターバックスのコーヒーの値段がある種の経済指標になるわよね、それはさておき、四川料理屋で鉄鍋海老チリを食べ、黄太仙でおまいりし、ジェイド・マーケットで翡翠のお店をさんざん冷やかし、漢方屋さんで亀ゼリーを食べ（結構いける）、ホテルのプールのジャグジーで「あ゛ー」とぬるまり、ＩＦＣのイタリアンレストランで尖沙咀の夜景を見ながら白ワインを楽しみ（この時期の香港は本当にきりっと冷えた白ワインがよく似合う）（しかし一皿が三人分くらいのボリュームには参ったぞよ）、ラマ島（フェリーで２５分、アップダウンの激しい江ノ島みたいで楽しいよ）でハイキングし山を降りたところで水槽でもよもよ動くシャコとイセエビを選び紹興酒の酔っ払い料理を作ってもらい（足がたくさんうごめく生き物でみっちりつまった水槽の前で、香港にはカサイさんとは来れねえだろうなぁと三回くらい思い）（時価で出されたけど結構いいお値段）、料理された甲殻類を前にして黙り込みわしわしわしと食べ続け、快速フェリーに乗って帰ってきて、プールで昼寝して、夕方買い物にいって、きゃぁぁーなにこのクッションカバー、ぎゃぁぁー、あたいこの茶器買うー、マックスマーラー品揃え違うよねー？　うん、あんなバッグ見たことない、ヴィヴィアンタム見る？　こっちはドレスしか売ってないからなぁ、だいたいあんた夏物２枚買ったっていってたじゃない、そうなんです、あたし夏物２枚買っちゃってるんです、それもどちらも越後の中島さんのを、はわわはわわ、というわけでベッドまわりファブリックやらなにやらをわしわし買って、双方鞄病だけど化粧品には興味がないので買い物は大変楽しく（シャンハイ・タンでステキなハンドバッグを二つ買った）、最後のディナーはホテルの広東料理、これがもうちょっとあんたどういうことっ、はわわわーはわわわという至福のとき、三つ星シェフがなんたら賞という賞をもらったお皿で組み合わせたコースにしたんだけど、はわわー、はわわー、最後のマンゴープリンまで本当に「この時間がずっと続けばいいのに」と娘っこみたいな潤んだ目で夢見勝ちに思い、うまいもの食べていい気分になったので、そのままふらふらっとスターフェリーに乗って降りてセブンイレブンでスイカジュースを買って部屋に戻って、ツールドフランス開幕のニュースを見て（フランス語だったから何いってんだかさっぱりわからなかったけど）、最後の朝は陸羽茶室で飲茶食べて帰ってきた。満腹ー。当初の旅の目的も二つ果たせたし、満足ー。さぁ仕事するぞー。

IFCのISOLAというイタリアンレストランからの眺め。デート向き。
尖沙咀から向かって左側は、現在大再開発中です。

黄太仙。いい色。

ラマ島の伊勢海老。店員さんがポーズとってくれた。
レストランでは紹興酒のことを「CHINESE WINE」と呼ぶのですね。

ラマ島からはこういう眺めが見えます。

反対側は電力発電所。

突端の東屋の柱にかかれた愛のしるし。
どこの国にもこういうことする人がおるんじゃね。

リモワのラッピング広告。かわいい。