星月夜泣いた赤鬼アルルの家よ/ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント – 東京都美術館

 

2019年11月上野の森美術館で開催れたゴッホ展の記憶もまだ鮮やかではございますが(コロナで日常が色あせてるからね!)、今年は東京都美術館にゴッホがやってきた。前回は、ウィレム・デフォー主演の「永遠の門」公開と重なっていて、美術館で「糸杉」をみてふぉぉぉぉぉと震えたあと、映画館で「ウィレム・デフォーふぉぉぉ」と重ねて震えたのを覚えております。あれが2年前。
今回は、オランダのクレラー=ミュラー美術館の収蔵作品を中心に、またアムステルダムのゴッホ美術館からも4点展示されました。

2019年にやってきた「糸杉」。
ゴッホ・「糸杉」 プリキャンバス複製画・ 【立体仕上げ】(6号サイズ)

2021年にやってきた「糸杉(夜のプロヴァンスの田舎道)」。
欧米風ポスター -夜1890年のプロヴァンスのヴィンセント・ヴァン・ゴッホの田舎道ポスト印象派の風景画 -壁掛け 壁飾り - 43x33cm(額縁を送る)

今回の目玉作品

ミュラー美術館から

パリ時代
・ムーラン・ド・ラ・ギャレット
・草地
・青い花瓶の花
・レストランの内部
・石膏像のある静物
アルル時代
・夕暮れの刈り込まれた柳
・糸杉に囲まれた果樹園
・レモンの籠と瓶
・サント=マリー=ド=ラ=メールの眺め
・種まく人
・緑のブドウ園
 (中略)
サンレミ時代
・糸杉と星の見える道
・悲しむ老人(「永遠の門にて」)
・花咲くマロニエの木

ゴッホ家美術館から

・ニューネンの牧師館
・モンマルトル:風車と菜園
・サント=マリー =ド=ラ=メールの海景
・黄色い家(通り)

音声ガイドがあった作品

プロローグ
・フローリス・フェルステル「ヘレーネ・クレラ-=ミュラーの肖像」「H.P.ブレマーの肖像」(ブレマーは、ヘレーネにどの作品を買うべきかアドバイスしていた人物)
・ラ・トゥール「静物(プリムローズ、洋梨、ザクロ」
・スーラ「ポール=アン=ベッサンの日曜日」
・シニャック「ポルトリューの灯台、作品183」
・ルドン「キュクロプス」
・モンドリアン「グリッドのあるコンポジション5:菱形 色彩のコンポジション」

ゴッホ
・ジャガイモを食べる人々
・女の顔、白い帽子をかぶった女の顔
・草地
・レストランの内部
・黄色い家(通り)
・レモンの籠と瓶
・種まく人
・サンレミの療養院の庭
・悲しむ老人(「永遠の門にて」)
・夜のプロヴァンスの田舎道

悲しむ老人(「永遠の門にて」)

悲しむ老人を永遠の門で悲しむヴィンセントヴァンゴッホキャンバスアートポスターとウォールアート写真プリントモダンファミリーベッドルームの装飾ポスター-40x60CMフレームレス
1890年4月から5月に描かれたとみられるこの作品は、自身が描いた素描をもとに起こしたリトグラフ「永遠の門」を模写したもので、これをみてはじめて、ウィレム・デフォーの映画「永遠の門」のタイトルがここからきたということを理解しました。失礼いたしました。

永遠の門 ゴッホの見た未来(字幕版)

黄色い家(通り)

ポスター ゴッホ 『黄色い家』 A3サイズ【返金保証有 日本製 上質】 [インテリア 壁紙用] 絵画 アート 壁紙ポスター
画家たちによるトキワ荘を目指してアルルにゴッホが1888年春に準備した黄色い家。パリにいる弟のテオに12脚もの椅子を寄越すよう催促もした、「椅子が足りないくらいきちゃったらどうしよう!」くらいなことを考えていたのかもしれません。でも、誰もやってきません。
秋に、ようやくゴーギャンがアルルに行ってみたいと連絡が入りますた。彼とに新しい生活にワクワクしなが(おそらく)、またゴーギャンをうならせる作品を準備しなくては、と描かれたのが本作品「黄色い家(通り)」。さらにひまわりの絵を何作も描き、家中に飾ってゴーギャンを待つことに。しかし、みなさんもご存知の通り、10月にやってきたゴーギャンとの共同生活はわずか二ヶ月で破綻してしまうのです。

この黄色い家を描いていたゴッホの気持ちを思うとなんとも切なくてやりきれない。これではまるでアルルの「泣いた赤鬼」ではありませんか! 「心のやさしい画家のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。明るいひまわりの絵も飾っています」ですよ! でも誰もゴッホを訪ねてこなかった、ゴーギャン以外は。そのゴーギャンとだって手痛い喧嘩別れに終わった。このときのゴッホの孤独を思うと、それはもうわたくし、ほんとうに涙が止まらなくなるのです。

 

展覧会のあと、都美術館の奥にひっそりとあるライブラリで今回の図録をじっくり読み返してみた。ゴッホには友達いたのかな、弟以外に楽しく会話するような気楽な間柄のひといたのかな、彼に友人と呼べるひととの楽しい思い出が少しでもあればいいと心から願った(ウィレム・デフォーの映画を見る限りでは、そうでなかったようなのですが)。

ゴッホの作品は、アムステルダムのゴッホ美術館のサイトで惜しみなく展示されているのでご興味ありましたらぜひ。こちらです。

 

しかしこのように数年おきに大作を伴ってマメに開催されるゴッホ展。これはもしかしてアムステルダムのゴッホ美術館に行くまでもなく「花咲くアーモンドの花」が見られる日がくるんじゃないかな、どうかな、きてほしいな。

アートパネル ゴッホ 抽象画 油絵風景画 壁絵 モダン 絵画 ポスター インテリア絵画 『花咲くアーモンドの木の枝』 壁アート 壁掛け絵画

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