悪夢のグローバリゼーション「ダーウィンの悪夢」

7月は激動の一ヶ月でした、いろいろが、こう見えても。昨日も激動。あたしなりに激動。ところでグロちゃんってグローバー義和さんのことよ。しかしATMで50万円しか下ろせないのって本当に不便ね。先月買った携帯電話が大ハズレでした。ちゃんと動作テストとかしてあるのかなー?
ダーウィンの悪夢ヴィクトリア湖に放たれた「ナイルパーチ」という肉食魚をめぐって起きた悲劇を描いたドキュメント映画「ダーウィンの悪夢」を見る。ナイルパーチは、EU・日本に多く輸出されており、日本では「クセのない白身魚」として人気の魚だそうだ。以前は「白スズキ」という名前で流通していたが、法規制のため「ナイルパーチ」という名前で売られているようです。身近なところではフィッシュバーガーなんかにも入ってるんでしょうな。
映画で描かれた負の食物連鎖は目を覆いたくなるもの。ナイルパーチは肉食魚なので湖の魚は食べつくされ、生態系は激変、固有種も激減(琵琶湖や各地の湖でもブラックバスによる被害が深刻ですが)、食用魚としての加工処理場は潤っているが、そこで加工された魚肉は地元の人の口には入らない。蛆虫のわく残飯処理場のような所に捨てられた処理の終わった魚の残骸をかき集める。その仕事に従事している女性の右目はアンモニアガスにやられて無くなっていた。その肉を調理して地元の人のために売るのだが、経済的に困窮しているので多くの人は食べられない。子供たちはナイルパーチの梱包材を燃やして、あらゆる恐怖や悲しみから逃れるため、その気体を吸いドラッグを楽しむ。しかしそれはあまりにもひどいものなので死に至る子供もいる。ナイルパーチは空輸されるわけだが、EU諸国から空荷の飛行機がやってくるわけもなく、積荷をアフリカ大陸のどこかに下ろしてからタンザニアへやってくる、その中身は各地の紛争に使われる武器弾薬。なんだ、このグローバリゼーションは! 悲しくなるよ。蛆虫だらけの残骸処理場の上を、ぼろぼろの服を身にまとい裸足で働く人たちの暮らしの上に、私たちの食生活が乗っかっているのかと思うと悲しくなった。
この映画を見て日本中に放流されたブラックバスやブルーギルのことを考えた。実は私は糸井重里さんがちょっと苦手なんだけど、それは十年くらい前彼がバスフィッシング愛好者だったことに起因します(今はどうだから知りませんが)。えぇー、この人ってバスフィッシングという目先の快楽につられちゃう人なんだ、そのまわりのことって目に入らないんだー、と驚いたものです。まぁ人は変わるものだから、そろそろ忘れてやってもいいんだけど。
中途半端じゃない田舎出身の人間としては、都会暮らしの人たちがいう「ロハス」や「エコ」という言葉の胡散臭さや薄っぺらさをどうしてもキャッチしてしまうのです。了見が狭くなっていけないわねー。

2 COMMENTS

かちゃにゃ

滋賀県が琵琶湖のバスとブルーギルのキャッチアンドリリースを禁じる条例
「びわ湖ルール」を決議したところ
「レジャー権の侵害」とやらを掲げて滋賀県を提訴した
アウトドア派タレントの清水某が嫌いになりました。
それじゃあ、びわ湖の漁師の生存権は?
アムネスティから「ブラッドダイヤ」という映画のチラシが来まして
9月にDVD発売らしいんですが
若い頃、昔の映画よろしく「ダイヤは40過ぎてから」なんて言ってたんですが
…なんか解説見てたら、40になったけど…一生ダイヤは持たなくていいと思いました
長文失礼致しました

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スガ

その映画も色々と考えさせられるテーマだと聞きました。芝居っけがない分、「ダーウィンの悪夢」はパンチ力があると思います。機会がありましたらぜひー。

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