三菱一号館美術館で。5月15日まで。
三菱一号館美術館って狭いけど、シックですてきね。
かわいいものが大渋滞していて、全然先に歩みを進められない美術展。
ウィーンで出会った日本人と結婚し、日本へやってきたリチ。第一次世界大戦を生き抜き、日本にきてからは夫とともに満州へ渡り彼の地で一年間暮らしたリチ(この満州時代のスケッチが素晴らしかった)。第二次世界大戦後も日本でデザイナーとして働き、学校も開き、日本へデザインの種を植え付けたリチ。こんな女性がいたのか。
グッズ売り場で少ないお小遣いをどうやりくりするべきかかなり悩み抜き(この冬にかかった猫の治療費が、パワーカップル二人が同棲してる中央区の部屋の家賃みたいなことになってまして)、今回は図録じゃなくて本を買うことにした。
「この原画をそのままハンカチーフにして売ればいいのにー」と展示作品の前で何度も感じ、グッズ売り場にも作品をそのまま起こしたハンカチーフが販売されていたのです、されていたのですが、うーん、その柄じゃないんだよなぁ、惜しい!
本展示で目にするかわいらしさを長谷川町子で例えるとしたら「サザエさん」の20巻、21巻、44巻の表紙です。こういう感覚が好きな方はぜひ。