菜の花や東へ下る白拍子 寺田寅彦/サントリー美術館「大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」

「英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―」を見てきた。「すみだ北斎美術館で見たやつだな」と何度か思いましたが、えぇ、なんにせよ、ゲフンゲフン、版画ですからね!!

今回の展示は、大英博物館で保管されていた作品と、国内に残る肉筆画をいちどきにみられるというのが売り文句。大英博物館でコレクションしてたひとたちの人となりに触れた展示になっていて、「ターナーもいいけどさ、悪かないけどさ、北斎の足元にも及ばないんじゃない(意訳)」という当時のイギリス紳士の解説にふれることができます。

そんなわけで、いままでも何度か見たことがある作品に再び目にすることができたわけで、えぇまぁそれはいいんですけど、肉筆画のコーナーはよござんしたね。特に静御前を描いた「白拍子」は素晴らしかったです。

すみだ北斎美術館での解説です。
本図は、平安末期から鎌倉時代にかけ、歌舞を生業とする遊女の白拍子の舞姿を写したものである。
白い直垂、朱の長袴をまとい、立烏帽子に白鞘巻の飾り太刀をはく凛々しい男装の佳人は、源義経との訣別を強いられ、鶴岡八幡宮で頼朝・政子を前に「しづやしづや賤のをだまき繰り返し昔を今になすよしもがな」と恋慕の舞に耽る静御前と察せられる。薄墨を使った筆法は神技に至り、北斎の為一年代(61歳から70代前半)の秀作美人画といえる。
なお、この絵は、明治年代にヨーロッパに渡り、フランス、スイス等を経て、昭和61年に当館の蔵品となった。

静御前!!! 近い将来、大泉頼朝にいじめられて、小池政子がかばうであろうあの静御前!! ほんとうに源平合戦って日本の文学や美術作品の重要なモチーフなのよね、結構目にしているはずなのにあまり頭の中で結びついてなかったのは一体なんなのだ、中世パワーが為せる技なのか。

今年は大河ドラマや深夜枠アニメで源平合戦に多く触れているわけですが、たとえば能楽の「敦盛」も平敦盛の悲しいお話だし、「俊寛」も平家筋のお話、まだ見たことがないけど「船弁慶」はいつか見てみたい、やぁやぁ鈴井貴之。まじめに源平由来の能楽をひとつずつ見ていきたいものですわと思った次第です。

 

俊寛 (日本の物語絵本)

松谷みよ子先生の「俊寛」があるのか。読まなきゃ!

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