小島庸平 「サラ金の歴史」/先週見た映画、アン・ハサウェイ、マシュー・マコノヒー、ジェレミー・レナーなど

まとめますと、おすすめしたいのは「サラ金の歴史」と「ジェントルマン」「ブランカとギター弾き」、強くおすすめしたいのは「ウインド・リバー」です。

小島庸平 「サラ金の歴史」

サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 (中公新書)

NTTの104(番号案内サービス)がサラ金の身元照会に役立ち、審査のコストをぐんと下げたとか、技術の進歩と地獄への道の舗装はワンセットだなぁとしみじみしたり。また、1960年~1970年代のサラ金で借りたお金の使い道の多くが生活費ではなくレジャー費だったという。部下におごったり、遊びに行ったり、車買ったり、「借金できるってことはそれだけ信用があるってことよ」っていって入社早々赤い外車買った男の子がいたな(1990年代の話です)、さすが給料がガンガン上がって社会保障費が少ない「返すアテ」のある時代の借金は違うなと。
さて、そんなサラ金、BIS規制により銀行資本の捉え方が変わり銀行が個人にガンガン貸し付けるようになった。結果、バブル崩壊時には銀行は息絶え、サラ金は生き残る。しかし生き残ったサラ金は2006年改正貸金業法により上限金利が引き下げられ、グレーゾーン金利が消滅。大手各社は貸付残高が三割減少することが見込まれ、大規模なリストラを行うことに。さらに融資元の銀行との結びつきを強めるために銀行傘下に収まり、武富士は会社更生法適用を申請し倒産。あぁ武富士。1982年生まれの筆者によるあとがきを読み終わり、唸っちゃった。力作。闇金ウシジマくんとあわせて読むとよいかも。力作。

ジュラシック・パークIII

ジュラシック・パークIII (吹替版)

ハラハラドキドキの息もつかせぬスリルと迫力満点の娯楽大作の第3弾!著名な古生物学者アラン・グラント博士(サム・ニール)は、裕福な冒険家(ウィリアム・H・メイシー)とその妻(ティア・レオーニ)に依頼されて、恐竜をクローン生産する拠点だった小島の遊覧飛行ツアーに同行する。
大富豪の冒険家だと嘘ついてグランド博士を呼び出したウィリアム・H・メイシ-がすごくいい。バレたあと「ごめんて。お風呂の内装工事をタダでやってあげるって」ってブツブツ言い訳いうシーンなど全般すごくいい。ウィリアム・H・メイシ-といえば、ファーゴですよね、リンカーン弁護士ですよね。いい俳優さんですよねー。

リンカーン弁護士 (字幕版) FARGO/ファーゴ(SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

メイドインアビス

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」

こんな胸糞悪い話をよく思いつくなーの「メイドインアビス」のシーズン2が始まったので見始めた。「およよ、ぬぬぬ? このひとたちってどこからきたんだっけ?」とシーズン1と劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」を見返した。そしてまたシーズン2「烈日の黄金郷」を最初から見直した。なるほど、そういうことだったのか!

ナナチがかわいい。生まれて初めて精巧なフィギュアを買うとしたら、ナナチになるような気がする。それくらいかわいい。ファプタもかわいい。腕が4本あって便利そう。あぁかわいい。

たまに作者のフェチズムを強く反映したシーンがある。視聴者のわたしは少々身構えてしまうのだが、これを除いたら魅力半減するということだろう。なぁにゴールデンカムイだって谷垣への作者の異常な愛情がそれだったとみなせば同じことではないですか、受け入れよう受け入れよう。

キューズQ メイドインアビス ナナチ ~ガンキマス釣り~ 全高約230mm ノンスケール PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア 再販

ロックダウン

ロックダウン(字幕版)

アン・ハサウェイが出ているからアメリカ映画だと思っていたら、イギリス映画だったでござる!

ロックダウン下のロンドンで、倦怠期まっさかりの子なし夫婦のアン・ハサウェイとキウェテル・イジョフォー。吹替版で見たのが悪かったのか、アパレル会社の高い地位にいるアン・ハサウェイはずーっと不機嫌で怒りっぱなしだし、なんで怒ってるのかよくわからなかったし、部屋着が似合わないし(そうです、ゴージャスすぎる美人はラフな部屋着が似合わないのです)、そんなこんなで倦怠期ながらこの状況を打破するため二人で力をあわせ高級百貨店ハロッズであるものをちょろまかそうと計画を立てるのだが・・・

アン・ハサウェイはもっとちゃんと脚本読んでから仕事受けた方がいいのではと、キティちゃんに対して諭すようにアドバイスしたい。ウィキペディアでこの映画が「犯罪映画」と銘打たれているのを知り驚く。犯罪映画だったのか、全然気が付かなかった。オーシャンズ8みたいな華麗な泥棒映画だと思ってこの仕事を受けたのかな? それにしてもハロッズの警備がゆるゆるで心配になりましたよ。コロナのロックダウンがどれだけ退屈で心を蝕むものかということはよく伝わりました。

ジェントルマン

ジェントルメン(字幕版)

マシュー・マコノヒーが出ているからアメリカ映画だと思っていたら、イギリス映画だったでござる!

ロンドンのアメリカ人大麻王マシュー・マコノヒーが引退するという噂がかけぬける。その利益は総額500億にものぼるという。強大な大麻利権を巡って、ユダヤ人大富豪、ゴシップ誌の編集長、ゲスな私立探偵、中国ヤクザ、ロシアマフィアの大乱闘スマッシュブラザーズ!! 

イギリスを舞台にした映画だからか、ヤクザもマフィアもお召し物がきっちりしている。大麻王マシュー先生は格子柄の上等なウールの三つ揃えスーツを着て湖水地方をドライブしているし、彼の片腕のレイモンド(チャーリー・ハナム)は庭にBBQセットがあるようなゴージャスな家で、革でくるまれた大きなボタンがついた厚手の辛子色のニットをきていたりする。このイギリス人のウールへの信頼っ! 津田健次郎が声をあててるコリン・ファレルはだぶだぶのジャージ、ユダヤ人大富豪は「ああいう格好してる人、帝国ホテルでみたことあるな-」っていう色のきれいなジャケットとゆるっとした品のいいタートルネックを着てる。ゲスな私立探偵は、なんとヒュー・グラントが演じていて、いやこれはこれでなかなかおしゃれ。はー。おしゃれ成分満喫したー。アクションもばっちりー。ちょっとたくさん人が死ぬけど、面白いエンタメ作品です。ちょっとたくさん人が死ぬけれど。

ブランカとギター弾き

ブランカとギター弾き(字幕版)

二人でいれば、悲しみは半分。しあわせはたくさん。夏の果ての街角を、愛の歌が通り抜けていく–。フィリピン、真夏のマニラ。“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。ブランカはピーターから、得意な歌でお金を稼ぐことを教わり、二人はレストランで歌う仕事を得る。ブランカの計画は順調に運ぶように見えたが、一方で、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた…
日本人監督作品。弱い者たちが夕暮れさらに弱い者を叩く世界の物語。100分ないので皆様、機会がありましたらぜひ。

スイング・ステート

スイング・ステート(字幕版)

大敗した民主党ヒラリー陣営の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、農村部の票を取り戻す秘策として、YouTubeで話題の人物を田舎の町長選挙に立候補させる。すると共和党は、対立候補の元にゲイリーの宿敵=トランプの選挙参謀、フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込んできた。その日から、町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた「仁義なき代理戦争」の幕が切って落とされた――選挙資金の調達やテレビCMの応酬など、あの手この手で抗争はエスカレート!次期政権を懸けた“なりふり構わぬ選挙戦”に勝つのは、果たして誰なのか!?

アメリカのバカバカしいまでの巨額予算を使う代理選挙を風刺した作品。都会ぐらしの男と女は、都会ぐらし同士で仲良くするのがお似合いよね、キッキッ! 主人公のライバル女子参謀フェイスちゃんのキレッキレの演技がよござんす。お時間あれば。

ウインド・リバー

ウインド・リバー(字幕版)

厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地“ウインド・リバー”で見つかった少女の凍死体―。遺体の第一発見者であり地元のベテランハンターのコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)は案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)の捜査に協力することに。 ジェーンは慣れない雪山の不安定な気候や隔離されたこの地で多くが未解決事件となる現状を思い知るも、 不審な死の糸口を掴んだコリーと共に捜査を続行する…。

一晩経ってじわじわきてる。傑作です。ジェレミー・レナーというひとはアヴェンジャーズに出たり、ミッション・インポッシブルでレギュラー役を射止めたりする、特にハンサムでもないが、なんとなくタイミングの良いところで大作にお呼びがかかる要領の良い俳優さんなのかと思っていましたが、本作でその認識を改めました。大変失礼いたしました。ジェレミーさん、ヴァシリになったり、谷垣になったり、杉元になったり大忙し。さすが「そして殺す」のミームとなったひと!!

ゴールデンカムイ 21 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) ゴールデンカムイ 26 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) ゴールデンカムイ 31 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

俳優陣のみごとな演技、ワイオミングの美しく過酷な自然、自然保護区の動物たちもかわいらしい(でも野生動物なのでやることがえぐい)。傑作です。みなさまもぜひ。

全部Amazonのせいだ

Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属 | ストリーミングメディアプレーヤー

なぜ私がかくも自宅映画っコになってしまったのかというと、Amazon のFire Stick を買ってしまったからです。消費電力の少ない液晶テレビにつないでみたら、「スマホをHDMIケーブルでつないでテレビで再生する」のとはまったく違う便利さ!

そのテレビの前に、買ったはいいものの少々持て余していたリクライニングチェアを置く。食卓用の椅子をオットマン替わりにその前に置き、さらに椅子の上には50cm角の大きめクッションを置く。

 ひっ、地上の楽園がここにっ!!

ソファ用のサイドテーブルを脇にもってきて(キャスター付きなので移動が楽)、ワインとミネラルウオーターなど飲み物を置く。

 なんなのこの完璧な環境!!

映画を見始めているとどこからか猫がやってきて、リクライニングチェアにジャンプし、私の膝の上に乗り一緒に映画を見る。

 ほんとうに完璧過ぎると思いませんか!?

あまりにも人をダメにする環境を構築してしまってからはもう大変。食後に映画を一本見てから一日の幕を閉じるわけです。

それにしても買ったはいいがデザインがダサくて心の底から持て余していたリクライニングチェアがこんなに活躍するなんて! でもリクライニングチェアってだいたいどれもダサいよね? 見た目は悪いんだけど座り心地はいいんだよなぁ。家具選びって難しいね。

それにしても、ぜんぶAmazonのせいだ、うん、Amazonのせいだ。

 

ラウンジチェア オットマン付き イームズ リプロダクト MTS-053 (BK ブラック)

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