花ごろも神社は怖ひてふことを/携帯用の指輪入れを作ったお話

今年の正月、さる神社で初詣を済ませ鳥居をくぐり境内を出たとき、ふと指先を見たら指輪の石だけがパカーンと抜け落ちていたことに気がついた。0.6ctのコンクパール、猫の肉球パールとして当家で愛されていた小さきかわいいお姫様デザインの指輪。真ん丸のコンクパールが中央に立つようにセッティングされたデザインで注意して使っていたのですが、おそらくレザーの手袋をはめた際に石がひっかかり、そのため弱くなっていたのだと思う。しかし! それにしても! パカーンと外れちゃうものなのか! 外れちゃうのかぁ。

気が付いた場所が神社の鳥居をすぐ出た後、というのもちょっとゾッとする。過去にも京都の上賀茂神社を出た直後、持っていたハンドバッグがバカ-ンと中央から割れ、ひぇええええーと恐れおののきつつ新幹線でガタガタ震えながら帰ってきたことがある。神社って! そういうところ!!! たまたまなんだけど、でもそういうところ!!!

とはいえ、旅先に愛用の石粒がついたものを身に着けず、キラキラした好きな色の好きな石を愛でることもできないのもちょっとさみしい。それなら移動中は、キーチェーンがついた小さな袋に入れて、バッグの中の内ポケットに収めておけばいいですやん、でもこういうの、自分が思い描いたサイズ感のものを探しまくってお金払って買うのもなんだしなーと思ってたら、お取引先の近くでがま口を作るワークショップをやっていた。ちらと覗いたら、厚みのないところといい大きさといい自分の希望のサイズ、さらにチェーンまでついている、なんと! 青い鳥は取引先の近くにいたのですか! ウロウロしていたら講師の方が声をかけてくださり、席が空いていたので飛び込みで参加させてもらい、豆サイズのがま口を作りました。

好きな端切れを選んで自分でカットして(今回はうさぎ一頭分が見えるようにした)(中略)講師の方が丁寧に仕上げてくださって出来上がり。まぁかわいい。薄くてシュッとしているのがいい。金色の布にしたのはバッグの中で見失わないためで、中はこんな感じ。

さぁこれで安全な旅を。バカーンと石が落ちたりしないよう気をつけます。

 

指輪が語る宝石歴史図鑑
諏訪先生の本がキンドルアンリミにー! 拝読します!

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