年度末にガリガリ仕事してたので、新年度はお花見でスタートですぞよとW女史を連れて行ってきた。
旅の概要
奈良の吉野へ行くのが今回のメインテーマ。宿泊は京都駅前八条口の最近ニョキニョキできてる枕元にUSBジャックがあるような機能的であっさりしたサービスのホテル。この手のホテルは合理的で過ごしやすくて好き。
初日に京都についたらそこで乗れる近鉄に乗り換え、吉野に行くつもりでいた。いたのだが、のぞみの車内で何度も乗換案内を調べてみたが、時間的にどうも厳しそうだ。吉野を京都にとっての高尾山くらいの距離感で捉えていたが、そんなものではないらしい。また駅から山頂奥千本までの移動やバスの乗車時間を考えるとやはり厳しい、下手すると竹林院までのバスに乗れないのではないか・・・などと相談し、初日吉野・二日目京都の予定を初日奈良・二日目吉野に変更。奈良のホテルにするべきだったかと逡巡したりもしたが、やはり京都泊で正解だったのだと夜の東寺で思うのでありました(東寺のライトアップはゴージャスで大変よござんした)。
今回は、吉野駅から竹林院までバスで、竹林院から奥千本まで徒歩で、奥千本から吉野駅までまた徒歩で戻った。
午後イチの特急で到着した人々は竹林院までのバスにも乗らず(乗れず?)、土産物屋が立ち並ぶ通りまで駅から徒歩で登ってきているようだった。人出も多いし、坂も厳しい。また想像よりも遥かに多くの店が軒を連ねていて混雑がすごい。この通りには、旅館やホテル・日帰り温泉まであることに驚いた。吉野駅を午前の早い段階にスタートしないと満足な滞在はできませんな。朝一番の特急でくれば、竹林院から奥千本までのバスにもうまく乗り継ぐことができたかもしれない。次回の課題としたい。
大和西大寺古墳めぐりと大和郡山城
というわけで、近鉄特急に乗って奈良へ。大和西大寺駅近くでdocomoのシェアサイクルを借りて、古墳めぐりをし新大宮駅で乗り捨てた。
ポケモンGOの世界で知る古墳の姿。
「新大宮駅で降りて佐保川を歩くとええで」と人に聞いていたので佐保川まで。
素敵な市民の憩いの場ですね。
電車と桜と川! まさに春の欲張りセット!
コンサートやってました。毎年恒例なのかな。
大和郡山へ移動。金魚の街なので町内の灰皿が金魚柄。ちょっとコイキングっぽい。
郡山城。
筒井順慶、豊臣秀長、豊臣家が断絶してからは松平氏、本多氏、最後は柳沢吉里氏の居城となったこの城は、高低差が激しく、規模が大きすぎて全貌がまったくつかめなかった。安土桃山時代から残る史跡のはずなのに、ドッグカフェなどが併設されていたりと「まぁいうても(古墳時代に比べたら)最近のものですしねぇ」って感じの思い切った改築がされている。時代に寄り添った使われ方よね。
山城というか岡城というかなんというか。濠が深くて遠い。
東寺のライトアップ
東寺駅で降りてライトアップの時間になるまで焼肉屋で夕飯を食べながら暗くなるのを待った。焼肉屋のおかあさんは、「東寺! ライトアップで1000円も取るの? 取り過ぎじゃない!?」とか「瑠璃光院ってあれでしょ、座卓の上に透明のテーブルクロスをかけて反射させてきれいな写真取らせるところでしょ?(あそこ、201x年に行ったら入館料2500円でしたよ)えっぼったくりじゃない! あそこなんてお寺でもなんでもないわよ!」などと楽しい話を聞かせてくれました。
その1000円のライトアップの夜景。いやーこれで1000円はお安いです。
金堂の薬師如来像も、講堂の立体曼荼羅も拝観させてくれました。
いいカメラ持ってくるべきでした。
東寺の塔は大きくて迫力あっていいね!
ほんとうに東寺は建物が大きい。
二日目 吉野行き
翌日は特急に乗って吉野へ。駅を降りたところの景色。
駅のお迎え桜。
駅から竹林院行きのバスに乗る、片道450円、乗車時間12~15分。
竹林院から奥千本までのバスに乗り継ごうとしたら、80分の乗車待ちだという。80分あれば歩いて到着できるので、奥千本まで歩くことにした。普通にトレッキングの格好でくるべきような道でした。
上千本のあたりは人の混雑で歩くのもまごつきましたが、その人数も減り、静かな山道を登りきるとそこは奥千本。奥千本の金峯寺の少し奥に義経の隠れ塔がある。「ああーーそれ武蔵坊弁慶で見たーーー! ここに隠れていたのかー」と感動した。
高城山展望台を経て山を下る。
視界に入るあらゆるものが濃淡さまざまの桜色で覆われている。
帰りの特急車内で柿の葉寿司と缶ビールでランチ。爆睡。
乗り換えの橿原神宮駅のファミマで特大アイスラテをおやつに。爆睡。
到着した京都駅でまだちょっと時間あるからと、東本願寺別邸の渉成園へ。京都駅から10分のところにこんな大きな書院式回遊庭園があったとは!
その日の歩数は3万歩。いや、久しぶりに叩き出したわね、3万歩とは。
はー楽しかったー。思い残すことなく桜を浴びてきたー。今年度もがんばるぞい。