今週の本と映画とコカイン・ベア/ゴールデンカムイの函館暴走列車編は角川映画の「里見八犬伝」だ

概況

10/3-10/8 ちょっと時間に余裕がでてきたので友人と会ったり事務作業をしたり。突然涼しくなり、結局半袖で快適に過ごせたのが都合4日ほどしかなかったのではないかと愕然とする。夏夏冬冬、その間にほんのちょっと短い春と秋があるの? 過ごしにくいっ!!

 


 

仕事が一段落したので、猫の毛刈りもやってきた。飼い主失格と罵ってください。

「助手使うと時給加算させてもらうことになるんですよねー」
「私がやります、やりますとも!」

私が猫を抱き、先生がバリカンでジョリジョリする、ただそれだけの30分。「ナウマンゾウの皮膚」「昔の針山」「ちょっとした鰹節」「子供用自転車のサドル」、そんなサイズ感のものがごそっと採れました。こんなに毛刈りしちゃったら体重減るんじゃないかしらどうかしら!!

病院で使っていたのはこのバリカン。一通り毛刈りしてもらったら自分で買おうかな。

 


 

ジョン・スメドレーのメリノウールのセーターを一枚新調するべと公式サイトを見たら4万円になってた。え。去年25,800円くらいで買えてませんでしたっけ? よんまんえん? 「円安にもメリットがある」「輸出産業は大儲けだ」というのはよくわかるのですけれども、120円くらいで手を打ってくれないですかね、どうですかね。

まぁね、ジョン・スメドレーのニットはちょっとダボッとしててシルエットが美しいわけでもないので(ウールの手触りは最高)、ユニクロのメリノウールは優秀だなぁと毎回感心してしまう。ユニクロのメリノウールが5000円になったとしても、私は許す。今が安すぎる。ウールってもっと貴重なもののはず。

 


 

洗濯機の排水溝から水が溢れ出て洗面所が水浸しになり、廊下にまで溢れ出ていた。人生で初めての経験で大変驚いた。バケツに水を拭き取っていると「ボコボコッ」と気味の悪い音が二箇所でする、洗濯機とそれ以外の場所で。一体なにが起きているのか怖くて直視できなかったのだけど、風呂場の洗い場の排水溝から(自粛)だったので不動産屋さんに電話し、夕方には管理会社さんが様子を見に来てくれた。助かりました。小さな事件だけれども、いろいろ起きるなー。ねー。

 


 

コカイン・ベア

COCAINE BEAR

友人が絶賛していたので見に行った。ダメダメ映像のダメ脚本の、でもほっこり笑える愛すべきB級映画かと思って足を運んだが、全然違った。とてもよくできている。1980年代のクマ被害の実話を元にした作品。きけば予算のほとんどを熊映像に割いたそうで、ほんとうによくできている。今年、封切りを楽しみにしてワクワクしながら劇場に足を運んだ作品はたくさんあるけれど、正直、本作が一番おもしろかった。マジかよ。クマの出た大作映画といえば、レオナルド・ディカプリオの「レヴェナント」がありますが、あの作品だって、作中大変重要なクマのシーンは、少し目を細めて心の目で中和して見てあげたもの。そういうところが一切ない素晴らしくリアルなクマ映像でした。
実写版のゴールデンカムイ、がんばらないと大変だよ? 予算ないと思うけどほんと、がんばって!!!

ワクワクして見にいった映画。まぁ、うん、これはまぁよかったです。

カーアクションとオリエンタル急行アクションが長すぎた。カットできるシーンが15分あったと思う。トム・クルーズの、トム・クルーズによる、トム・クルーズのための映画。そうだとしても、だ、15分はカットできたでしょうー?

里見八犬伝

里見八犬伝
薬師丸ひろ子、真田広之、千葉真一、寺田農、志穂美悦子、京本政樹、大葉健二、福原時浩、深作欣二、鎌田敏夫

らんまんロスなので、南総里見八犬伝つながりで角川映画の「里見八犬伝」を見た。これは子供の頃、テレビで見たのかな、劇場に連れて行ってもらったのかな。クライマックスの戦闘シーンは今見ると「インディー・ジョーンズ」そのものではあるのだけど、2時間16分があっという間だった。

元敵軍・今は仲間となったおじさんが矢衾になって門を開ける、ちびっことおじさんが岩の下に入りみんなを通す、志穂美悦子と敵の息子がちょっとセクシーな別室で殺し合い、京本政樹も悲哀の死を得、千葉真一と寺田農が打ち果て、最後は真田広之と薬師丸ひろ子の大活劇。みんなが犠牲になって姫とヒーローの命をつなぐというこのシーンが子供心に強烈だった。
大人になって(というか本当に初老の初の段に差し掛かって)から読んだゴールデンカムイのクライマックス「函館暴走列車編」は、みなが命を落としながらアシリパさんを守るシーンが里見八犬伝に見えてしまって仕方なかった。滝沢馬琴先生すごい(いや鎌田敏夫がすごいのか?)。実写版ゴールデンカムイのアシリパさんを演じるならこのときの薬師丸ひろ子であってほしい。杉元は真田広之、土方歳三も真田広之。

血の池地獄で若さ復活・夏木マリの背中フルヌードも鮮烈だった。このときの夏木マリ、おそらく28~29歳。ノリノリで最高。ウカデミー賞助演女優賞を差し上げたい。

当時売出し中の二十代前半の真田広之もノリノリ。体にピタッと張り付くメッシュのシャツに黒いハーフ鎧、黒のホットパンツ、膝まである黒のロングブーツで、きゃーーーもうこれはアイドルの装いではないですか。びっくりするくらいくるくる飛び跳ね、さらに刀剣であれしたりこれしたり。あぁそうだ、鯉登少尉も真田広之が演じれば完璧ではないか。全年代の真田広之をかき集めて作りたい、実写版ゴールデンカムイ!!

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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