今週の本と映画と元気ナシ猫/はじめての刺繍教室

概況

3/11-3/18 朝に2錠、夜に1錠、猫に投薬し続けていたら、どうも私のことが大嫌いになったらしく、夜、一緒に寝てくれなくなった。なんたる薬害! しかし注意してみていると、じっとうずくまっている時間帯が増えているようで、実はかなり体調が悪いのではないかということも気付かされる。うんちもゆるい、立派じゃない。「にゃーんにゃーん、お前の母ちゃんお前を産んでくれて感謝しかないありがとうにゃーん」などと鳴くことも減ってきた。悲しい。元気だして、元気を出していつものようにガブガブしてほしい。

川上弘美「ほかに踊りを知らない」

2007年発行の川上さんの東京日記。スマートフォンのない時代ののどかさを堪能する。

岩波ジュニア新書「大統領でたどるアメリカの歴史」

大統領選の年なので読んでる。アメリカの奇妙な大統領選の成り立ちなどもわかりとてもよい。いろいろメモが捗ってしまっているのでこれについてはまた改めて。

映画「金の国 水の国」

金の国 水の国

とてもさわやかで愛おしい愛すべき物語でした。多くは語りません、お時間ありましたら是非!

映画「Saltburn」

Saltburn

オックスフォード大学に通う学生オリバーは学内で自分の居場所を見つられずに苦労していた。そんな彼の前に、貴族のような暮らしを送る裕福な学生フェリックスが現れる。オリバーはフェリックスの一家が所有する広大な土地、ソルトバーンに招待され・・・

バリー・コーガン目当てに鑑賞。原作は山岸凉子かなって感じのホーム・インベージョン・ブラックコメディ。うげえええっていうシーンもあるけど、それもバリー・コーガンならでは。
このジャケットの青年の母親役がロザムンド・パイクで、ロザムンド・パイクの面長な顔を見ていたらサイモン・ペッグの初期映画が見たくなり、以下へ。

映画「宇宙人ポール」

宇宙人ポール (字幕版)

コミコン目当てに渡米したイギリス人のオタク二人が、キャンピングカーを借りてエリア51を目指すことに・・・。

エンドロールの後日談も含め、何度見ても「あーーいい映画だった!」と心の底から楽しめる幸せ宇宙映画。シガニー・ウィーバーが彼女の全キャリアの中で最高のノリノリっぷりを見せつけてくれるのも見どころ。
本作でも面長金髪美人クリステン・ウィグが出てくるんだけど、この面長金髪美人は誰の好みなのかな、サイモン・ペッグなのかな? うふふ。

映画「SISU 不死身の男」

SISU/シス 不死身の男

1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し・・・

フィンランドにおける「ラップランド戦争」を描いたもの。ラップランド戦争とは! 
第二次世界大戦末期、フィンランドとナチス・ドイツ間で起きたラップランド戦争(1944-1945年)は、フィンランドがソ連との休戦協定後、同盟国だったドイツ軍を国外追放する過程で発生。北フィンランド、特にラップランド県を舞台に繰り広げられ、ドイツ軍の焦土戦術により大きな破壊を受けた。この衝突はフィンランドの二重戦争の終結をもたらし、国土の復興が大きな課題となった。

美しい秋のラップランドの風景の中、北の大地で、全身傷だらけの帰還兵の男が、金塊を探しながら、放浪している。あれ、これはもうフィンランドのゴールデンカムイでは? ドイツ軍と接触する際、片手でドイツ兵を抑え込み、脇腹をざくざくざくとナイフで突き刺すシーンなんて、第5巻第40話「ニシン御殿」における辺見ちゃんのシーンで見たやつだ。痛そう。

マッドマックス怒りのデスロードみたいな女たちの物語という一面もあり、また愛犬ウッコちゃんがとてもかわいく(人懐っこすぎて番犬としてあまり役に立たないと評判のイギリス原産のベドリントン・テリア)、なかなか見させる映画だった。「これはB級映画でーす!!」と作った「マッド・ハイジ」か、「B級映画だと思ってたでしょ?残念!ガチ映画でーす」な「コカイン・ベアー」のどちらなのか測りかねますが、よかったよ。バルト海を挟んでいるフィンランドも戦火から逃れることはできなかったのだという悲しみも込めて。みなさまもぜひ。

犬映画でもありますので、ドキドキしないようにこちらの動画も。
本日公開『SISU/シス 不死身の男』犬は無事です動画

コカイン・ベア (吹替版)

マッド・ハイジ(R18版)

初めての刺繍教室

手芸用品屋さんが材料費だけで開催してくれる手芸教室へ参加してみた。クロスステッチ刺繍を四年やってたが、自作の図案だと図案作るだけで時間を使ってしまい、それが楽しいといえば楽しいのだけど図案を完成させただけで満足してしまうこともあり、もう少し刺繍糸で表現できないかと考えていたところ、ゴールデンカムイ手芸部の方たちの作品を見て「クロスじゃない刺繍って、そうか、図案を布にいきなり転写するからサクサク始められるのか!!」と初めて気が付いた。それでは所謂フランス刺繍をやってみようとステッチの練習をしてみたが、糸の渡りのサイズ感がいまいちわからず、独学でやっていると却って遠回りになってしまいそうだったので、今回参加した次第。

「6本組の刺繍糸をバラすのってそうやるの?」「え、縫いはじめの糸ってここから始まるの?」などなど流派によりいろいろ違うことを学んだ。

先生と生徒で机を囲み、みなでほっこりちくちくやっている最中、「あー、でもこの道具、Amazonで買うと安くすみますよね」と言い出した方がいて、心臓がキュッとなった。手芸!用品!屋さんの!一角でやってるお教室なの!! もっと人にやさしくなって!!!

こちら、図案が既に布に印刷してありますので、ご興味ありましたら是非~。針もついています。

戸塚刺しゅう(Totsuka Embroidery) 刺しゅうキット 『戸塚刺しゅう 星あかりの刺繍手帖2 巾着袋 こはる 535』

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