夏の恒例行事-香港ツアー

ヒグマ更新。
香港にいってきたよ。今回は、深圳とマカオにもいってきたよ。
深圳では駅前一等地に立つシャングリラホテルのランチをいただいてきました。サービス料15%、二人で日本円にして7500円相当、正直「へぇえぇぇーーーーーーー」といった感じのもの。現地一等地ホテルとしてのプライドと誇りといったものが、おほほん、おほほん、こんな感じかね、と。マンゴーを使ったデザートはどれも濃厚ですばらしく美味しかった。シャングリラホテルの全体的な雰囲気も、昭和60年代の赤坂プリンスといったところでしたが・・・。
金融街ができていたので、そっちにも足を伸ばしてみる。あなた、なんと深圳には地下鉄ができてたんざんすよ! 高級ブチックの立ち並ぶショッピングモールも併設されておりましたが、どの店もやたら従業員が多く、それでもやってけるのねー、と。さすが人民の国・中国。

やくしんする深圳経済。イミグレのある街・羅湖よりも、タクシーで3メーターほどの中心地のほうが躍進っぷりが見てとれます。マックスマーラーの店員さんたちが、そのカジュアルなシャツとパンツで全員合わせていたのだけど、気の毒なほどださくて。。垢抜けるのはこれからですかね。

国境の土地。なんとなく、米坂線でたどった上越の水田地帯を思い出しました。
マカオは35度の酷暑の中をちんたら街歩き。地図を見て歩いていたつもりが、一本外れた通りに出てしまう。おとなしそうな野良犬がちょこちょこと歩いており、途中、ふくらはぎをなめられたりした。正直、噛まれなくてよかった。こっちは、人口密度の高い江ノ島といった感じで、カジノ目当てとそうでない人半々といったところか。うっかり入った観光客向けのレストランがめっぽううまくて拾い物した気分。

まるでディズニーなんたらの土地のようなセナド広場。この通りを抜けると、ファンケルのお店やらなにやらが立ち並び、その脈絡のない立ち並びっぷりに清水寺前の三年坂の風情が。

35度の酷暑の中を歩くシベリアン・ハスキー。脱いじゃいたいよね、そのコート・・・。

路上の果物売り。この島で取れるのかしら?
香港は、お正月から歩行喫煙が禁止され、レストランでも喫煙できる場所がものすごく減ったよう。私たちは初日の夕飯はコーズウェイベイの南北楼と決めているのだけど、なんつーの、このお店は香港における麻布十番・鳳仙花という位置づけなのよ。働いてる人も顔ぶれが変わらなくて、私が香港の笹野高史と呼んでる運び屋のおっちゃんも健在、鉄板エビチリ炒めも健在、杏仁豆腐は豆腐感満載、いい店じゃと思います。日本人のお客さんも多いので、みなさん一度行くとよいです。鉄板エビチリ炒め、本当に食欲をそそる香りで、これをオーダーすると、隣のテーブルもオーダーし、それを嗅いだまた別のテーブルの人たちもオーダーするという連鎖反応が必ず起き、「味の桜前線やー」って感じです。海老がだめなカサヤンとは一生食べられないのが残念。

今回、マイ箸をもっていきました。箸袋は、自由が丘・布遊感さんのもの具体的にいうとこちら。なにもエコロジーしようという高尚な見地からではなく、中華料理の箸が使いにくいから、ただそれだけの理由です。箸はこの切っ先が鋭い江戸木彫り箸を。ほほほ、これにより鮑やらフカヒレやらが、とろーりとろりとあたいの胃袋の中へ。
そして香港はバーゲンの最中。日本のバーゲンみたいなセコイことはいいません、初日っからどこでもドカンドカンと50%オフ中。私はいつも使っている白いバッグのかわりを見つけようと思っていたのだけど、こいつに代わるものが見つからない。A4のPCが入って、一眼レフが入って、本が2~3冊入って、その他女子的持ち物がおさまる、夏でも冬でも肩にかけられ、その重みが肩に食い込まないバッグ・・・・。代わりが見つからなかったです、あれだけ多くの商品の中から選ぶことができなかったというか・・。去年1香港ドル16円、今年は14円(しかし、私が1995年のクリスマスに香港に行ったときは、確か12円だったはず)と円高で、いろいろとお得だったのですが、見つかりませんでした。探せば探すほどこのオンボロバッグに愛着が湧いてしまったんですかね。もー。ナガにはご所望のナニが見つかりましたので、いひひ、お渡しいたしますよ。

光り輝くセントラル付近のご様子。HSBCのビルって蟹みたい。
旅のおともは町田康の「告白」。リズミカルな河内弁に、独特な町田節が加わり、途中何度も吹き出す。旅行中に読みおおせることができなくて、まだ物語の半分にしか達していません。だって文庫本のくせに、842ページもあるのよっ! 
告白 (中公文庫 ま 35-2)
告白 (中公文庫 ま 35-2) 町田 康
そうそう、香港は初日から最終日までずーっと快晴で、なんてラッキー!と思っていたのですが、最終日午前11時、中環での買い物を終え、スターフェリーに乗った瞬間、激しいスコールが! さすが・・・さすが私は雨女・・・。香港の地があたいが離れるのを涙を流して悲しんでいるのじゃね(喜んでいるのか?)。フェリーを降りてホテルまで歩いて5分の距離なのに、雨が激しすぎたのでタクシーを使う。香港は1メーター15ドル(スターバックスのコーヒーより安いのよ)、チップをはずんだら運転手さんもにこっと笑ってくれたけど、そのホテルに着けば雨は小雨に。最後のパッキングをして、チェックアウトして一路空港へ。飛行機に乗り込んでさぁ出発の段階に、また激しい雨が。「悪天候のため離陸する飛行機が混雑しており、出発が遅れております」というアナウンスを聞いたとき、「あぁやっぱり」と思った次第。

突然降り出したスコール。えぇ、まぁ、雨女ですしねぇ。私がどこかから帰る日って本当にどこに行っても雨が降るね。
機内では大泉洋の「アフタースクール」を見る。これは確かにいい映画! しかし堺さんがまたちょっと寂しい役で気の毒。いえ、スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴのときほど気の毒ではなかったのですが・・・
成田空港での入国の際は、入国の管轄って法務省? 外務省? 特定の外国に行った人は、疫病にかかってないか身体検査の通路に招かれ(厚生労働省の仕事? どこの仕事?)、最後に携行荷物の申告を促され(これはたぶん財務省の仕事、7月1日から行われているようで、現金は100万以上から申告しなくちゃいけないそうよ)、いろいろな省庁の思惑がからんでいるもよう。出るのにひと苦労。
日本といるように、うっかり携帯にメールを転送していたら、ソフトバンクの一番小さいメールの料金が1通100円なんだと! あんぎゃー! 60通ほど受信してしまいましたが、ちょっと勉強になりました。勉強代というのにちょうどいいお値段です。意味のあるメールが多かったのがまだ心理的な救いです。
普段は自分メール→googleでフィルタリング→ソフトバンクへ転送という手段をとってますが、今後は、特に海外に行くときは、自分メール→googleでフィルタリング→もう一回またどこかでフィルタリング→ソフトバンクへ転送、という手段にします。
ソフトバンクのサイトを調べてないのでどうかわかりませんが、IP電話とおぼしき電話は現地で番号が表示されなかったようです。つかえない・・。
とまれまぁこんな感じの4日間でした。写真はまた夜にでも!

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