親孝行@名古屋

富士山
日曜は日帰りで名古屋にて親孝行。両親と私の3人で、1990回目の森光子の放浪記、中日劇場にて。夏にe+で予約したのが、運よく月末の日曜日にあたったのだ。よかったよかった。
御年八十八歳の森光子さん・・・舞台に立っているのもやっとのことではないかと思われるご様子で、見ていてなかなか辛い。演者のみなさんたちは、そんな森さんを見て見ぬ振りをしてるのか、普通の若い女優さんを相手にするような演技で、なんというか全体的にいたわりの舞台。正直滑舌も悪く、聞き取れない台詞もいくつかありましたが、それでも、あのお年で舞台に立ち、休憩を入れて4時間の仕事を毎日こなされているのには心を打たれました。
しかし何度もやっているお芝居なためか、客席に緊張感が無く、幕が開いてもざわめきが一向におさまらなかったり、幕間と幕間の拍手がすくなかったりで、少々いらいらとした。
父母のお友達(といっていいのかしら?)の方がこのお芝居に出ていて、今回はその方の楽屋を訪ねるのが主目的でもありました。その人はちょっと切ないほろ苦い役どころを演じていて、ちょっと胸がつまったりもした。

名古屋の駅前はキラキラしてました。こんな天気のいい、街も景気もよさそうな一日(早いところはボーナス出たみたいだからね)に、親子3人でデートできてよかった、と余韻を噛み締めながら東京へ。名古屋の男子たちは、もう彼女へのクリスマスプレゼントを物色してたよっ!
名古屋と品川は89分、名古屋駅で買ってきた放浪記もなかなか読み進められない短さ。こんなに早く着いちゃうのに、まだリニアとか作るってんだから、日本男児の土木事業熱ってのは大したもんだね。
仕事が違っても、お客さんにうまくものごとを伝えなきゃいけないという難儀さは変わらないものですな。

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