褞袍着るここは港区六本木

今年最後の句会。今回も大木あまり先生に救われました。
・柿渋染めの菊の柄の紬
・緑といぶし金の梅の染めの帯
褞袍着るここは港区六本木
俳句と川柳、どっちに入るかと案じていたが俳句と評価されよかった。俳句と川柳の違いは季語のあるなしではなく、詩であるかどうか、と先生がきっぱり言いきったのが格好よかった。
南天も野良に生えれば雀の巣
「雀じゃなくて(俳号の)鶉にすればよかったのよ」「あぁっ!」
お正月シーズンにかなりのおぜぜになる南天は、毎年同じようにふっさりとたくさんの実をつけさせるのが難しいのですって。
なにもかも削ぎ落としてや年の暮れ
私の句で、昨日一番点が入ったもの。一人で生きていく凛とした強さが出ていてよいと先生にほめられました。本人はなりふり構わぬ歳末っぽさを出したつもり。
夜半の冬何を伝えん放浪記
放浪記って、胸をつかむような表現がいっぱいあるの。
抜き書きしたいところがいっぱいあります。
ベツレヘム聖者の街の砂埃
ソウルフラワーユニオンの「パレスチナ」という曲が好きでいつかこの地名を読んでみたいと思っていた矢先、マイミクの人が「最近のクリスマスツリーには、ベツレヘムの星がない!」と日記に書いていたので、ではクリスマスネタということで。しかし季語がないですな、これ。
選外。
変一字片付けられて年の暮れ
清水寺のアレです。
今回、「年の暮れ」か「侘助」が兼題だったのですが、侘助でぜんぜん句ができませんでしたの。いて丁さんの句がよかったです。
侘助やこのたびのこと忘れたき

ポインセチアの句も多く、あまり先生の句が素敵でした。
我が声をとほくに放ちポインセチア
ポインセチアの花言葉は、ハートに火をつけて。よいよね。

南天ゆうたら、これですわ。

近所のマツキヨでループかかってました。わぁすごい!

2 COMMENTS

かちゃにゃ

うち,難転寺とか住職が言ってて南天が大量に植えてあるんですが
どの枝もはっきり車の往来の邪魔になるほどフッサリしてます。
でもって冬のある朝、
前日までのふっさりが嘘のように消えてなくなるのです。
この辺の鳥さんたちのよいお食事になっているらしいです。。。

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