映画のちから! 映画「スラムドッグ$ミリオネア」


eiga.com から頂戴してます。
監督はいつまでも「トレインスポッティングの」と枕詞がついてしまうダニー・ボイル、脚本は「ほら、あの、男が素っ裸になって」「あぁ、ロバート・カーライルが情けなかったヤツね」「あらー、奥様、ロバート・カーライルはいつだって情けないわよ、ほら、『28週後… 』では奥さん見捨てちゃうし」なんてぇ話が続いちゃう映画「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイ、極少予算&無名俳優たち&インドロケという強力タッグで作られた映画「スラムドッグ$ミリオネア」。
映画のちから、漲ってます! 
脚本の頓知、最高です! 
映画の神様に、今夜出会ったかも!
この作品を前にしたら、大規模予算投入のベンジャミン・バトンはかすんでしまうかも。ベンジャミン・ボタンの人生とやがて来る死というテーマも悪くないけど、この映画のエネルギーの前ではかすんじゃうなぁ。あっちがグレースケールの映画だとしたら、こっちは黄色味が強い原色RGBだし。
トレインスポッティングから13年、ダニー・ボイルはこんなに大きくなりました、でもこの映画の低予算っぷりを見ると、やんちゃさ加減は昔のまんまなんだろうなー。
ヒロインが美人すぎてこっちまでドギマギした。主人公もどんどん好きになってく。見ておけ、悪いこといわねぇから見ておけ。これからの世紀、ムンバイを舞台にしたこの映画を見ておくのは損はないと思います。

「マイ・スウィート・シェフィールド -Among Giants (1998)」も、サイモン・ビューフォイだったのですねー。へー。
私はこの映画がすごく好きだったんだけど、いろいろな人のこの映画を読んだ感想をあとで読んだら「おっさんのキモイ恋」だの散々言われててちょっとしょんぼりと。あんなマイナーな映画を見るために時間をこさえるような人たちが、そんな子どもじみた感想でずばっと言い切っちゃうのにしょんぼりと。
私にはいい映画だったけどねー。いや、確かに、いい年したおっさんが恋人とキャッキャッとシャワーを浴びるシーンで、スクリーンに「ナニ」がボロンヌと出たときには、「!!!!」とあたしも驚いたけどね。

Amazon にありました。あれ? フランス語版だ。
日本語字幕のついたDVDがあったら手に入れておきたいものじゃが・・・。

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