ローラ・インガルスの「大きな森の小さな家」

今日のご本、大草原の小さな家シリーズの第一話「大きな森の小さな家」。講談社文庫の「たのしいムーミン一家」の巻末に「こんな本も出てまっせ」リストがありますが、そこの児童文学欄に一緒に並んでいたので。
「大草原の小さな家」は昭和の終わりに、NHKで放映していたので見ていた方もいらっしゃるかと思います。そうテーマソングは、フーンフーンフフフーンフーン・・・はっ、これは刑事コロンボだわ、あら、どんなんだったかしら、テーマソング。オープニングでは、家の中からエプロンをつけたローラやメアリーたちが草原に飛び出してくるんじゃなかったかしら。
この物語が世に出た時代などについて、この本の解説からまるごと引用いたします。
「インガルス一家の物語」の第一巻であり、日本ではNHKテレビでおなじみの「大きな森の小さな家」が、アメリカで出版されたのは、一九三二年のことです。
著者のローラ・インガルス・ワイルダーさんは、その時六十五歳でした。
それから九十歳で亡くなるまでの二十五年間に、じつに九巻にわたるこの大河小説を、ローラさんは書きつづけたわけです。

講談社文庫で読めるのは以下の7冊。
大きな森の小さな家
大草原の小さな家
プラム川の土手で
シルバー湖のほとりで
農場の少年
大草原の小さな町
この輝かしい日々
で、今、この年になって、あらためて文字で読んでいるわけですが、すげぇなぁ、インガルス一家。父ちゃんが野生の豚を捕まえ、冬になるまで飼い、時期がきたらしめて、近所のおっちゃん(数km向こうの近所!)と一緒にさばき、その日の午後は一日かけて長期保存用に肉を加工して終わる、子どもたちは豚の膀胱を風船にして遊び、しっぽをカリカリに焼いて食べる。
長い長い冬を生き延びる数々の知恵、それを支える父ちゃんが作った木の家、この時代の開拓者たちはこうやって暮していたのかと思うと、毎章毎章驚かされる。この物語に出てくる人たちはよく体を動かす。実は結構生命の危険と隣り合わせで暮らしているもんだから、いろいろな洞察力や危険を察する力も備わっていく。登場人物たちがとにかくタフで、ちっちゃな木切れにハンカチを巻きつけただけの人形で、いつまでも遊んでいられるんだから、子どもたちの想像力だって半端ない。
しかし彼らが開拓した森には、今では直線の舗装道路が走り、排気ガスをばんばんまき散らすトヨタやらフォードの車がガンガン走っているんでしょうなぁ。
彼女の時代では砂糖をたっぷり使ったお菓子なんて年に数回しか食べられなかったのに、今では半分砂糖みたいな飲み物がわずかなお金で手に入るし、食べ過ぎて太ってダイエットに躍起になっているのに、それでもまだ食べる、そんな暮らしをしている人間が大半になっちまったんでしょうなぁ。
ちなみに物語の舞台のウィスコンシン州はこんなところ(Wikipeidaにリンク)。ハーレー・ダビッドソンの本社があるそうです。ドイツ系の血をひく白人が半数を占めるているそうです。へえええー。
第一話を読んで面白かったら全シリーズを読もうと思っているのですが、森で生きるためのハウトゥー本としても大変に役立ち、いや、もちろん、その知識が今後の人生で生かされる場面はそんなにないかもしれませんが、あのドラマの雰囲気を思い出しながら、読み進めていきたいと思います。
そうそう、うちも三姉妹でこの物語の家族構成とまるっきり一緒で、そういう親近感もあって、夢中になってドラマを見たものじゃったよ。ツタヤでレンタルしてるかなー、もう一回見たいなー、姉ちゃんたちと一緒に。

4 COMMENTS

Sっちゃん

>そうテーマソングは、フーンフーンフフフーンフーン・・・はっ、これは刑事コロンボだわ、あら、どんなんだったかしら、テーマソング。
確かに似てるけど、
フーンフンフンフンフーンフンフフフーン・・・だよ♪
「たのしいムーミン一家」も「大草原の小さな家」も、今読むとまた違った楽しみ方ができるね。きっと。

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YY

ドラマも見てたけど、本も全巻読んだなあ。
農場の少年が一番おもしろかった覚えが。
(こっちの一家はインガルス一家より裕福な家庭なので
食べ物が豪華でうまそうだから、という理由だった)

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スガ

Sっちゃん、
> フーンフンフンフンフーンフンフフフーン・・・だよ♪
わかんねー!!!
youtube 見てみる(さくまりさんありがとう!)
さくまりさん、URLありがとう!
YYっこは、子どものころから食い意地が・・・はっ、いやいや、農場の少年はそうかー別の家の物語なのね。これを全部読んだあとに、時代すっとばしてグラン・トリノを改めて見たいものです。相当すっとばすことになりますが。。。

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