デスパレートな妻たち その3

シーズン3の最後、寂しがり屋で身勝手でドジでなんの共感もできなくて、長所といったらあの親にしてはできすぎなくらいの立派な娘がいるくらいの女(しかし、美人で足が長い)スーザン。
そんなスーザンが、紆余曲折×2、自らが招いた艱難辛苦×3を経て、マイクと結婚するわけです。無一文に近いマイクは、純白のドレスが似合うとは決していえない年頃の花嫁スーザンのために、立派な結婚式を挙げようと夜中まで仕事をしてがんばるのです。見かねたスーザンは知恵を絞り、ある夜、マイクを森に呼び出して、娘と二人で手作りした簡素で心のこもった結婚式を挙げ、最後はハッピーエンドで終わります。
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いや、私は、だまされないよ、そんなかわいい森ガール(森元首相が放った女刺客じゃないよ)みたいな手作り結婚式を挙げたところで、スーザンがシーズン1から3まで重ねてきた数々の狼藉はチャラになったりしないよ、えっ、なに、マイク、チャラにしてんのよっ!!! なにニコニコしてんのよっ!
デスパレートな妻たちというのは、ザックリー・ワイルド的にいうとそんな感じのドラマだったんですけど、前田有一の超映画批評を読んでいて、そうそう、スーザンの森の結婚式ってそんな感じ、と思った次第です。
『96時間』85点(100点満点中)
さらに娘の誕生パーティーシーンでは、父親へのやさしさを示す場面を印象深く挿入しておくことで、観客はこの娘を「なんとか許せるオチャメな少女」として認識する。これにより、「この娘を救うためなら何でもやってよし」との同意が観客の中に形成され、無条件の共感を集めることに成功しているのである。
今、LOST シーズン4おさらい中。
ダニエルの登場シーンの情けなさに萌え~☆

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