角栄の作った上越新幹線に乗ってスピーディーな(以下略)






今月はじめ、雪が降るまえに秋田駒ケ岳に登りたいものよのぅとおともだちと計画しておりましたら、目当ての週末は天気が崩れそうとのこと、紅葉が褪せはじめるかもしれないけど一週遅らせて行ってみましょうか、ニャッハー、というわけで、この土日に行ってまいりました。
田沢湖方面へは前回は1999年の秋に行っています。中日が神宮でリーグ優勝を決めた後(その夜は神宮球場で試合を見ていた。家へ帰ったら東海村で放射能漏れ事故があったことを知る。そのときの作業員さんがあんな恐ろしい姿になって亡くなったことを知ったのは2010年のこと)、日本シリーズ(ナゴヤドームで見た)が始まる前に行ったことを記憶している。クライマックスシリーズというシステムのない時代の話で、リーグ優勝が9月30日、日シリが10月23日からなので、その間に行ったわけですな、ふむ。Wikipediaってえらいわね、こんな日時もすぐ調べることができるんですから。そのときの記憶では、田沢湖の紅葉がピークで乳頭温泉郷はピークを打ち始めたかな、という印象だったものですから、今年の紅葉はご覧のとおり今がまっさかりで、本当にスタートが遅かったようですなぁ。
土曜の夜は田沢高原ホテルに宿泊、翌朝の登山バスに乗って駒ケ岳に登るつもりでおりましたが、土曜の夜は中日の敗戦を嘆くかのように雷ゴロゴロ・雨ざんざかで、日曜のお山は断念。そのかわりに乳頭温泉郷をのんびりまわることに。午前中は曇り空でしたが、午後には晴れ上がり、かような紅葉を楽しむことができたわけです。
でも山登りもしたかったな、岩瀬はあそこで満塁にしちゃだめだったな、一泊二日の滞在で体重が3キロも増えちゃったな、日本酒がおいしくって困るな、しょぼい温泉旅館だったけど泉質は最高だたtな、きりたんぽ食べて新米おにぎり食べて日本酒飲んでどれだけお米を摂取したんだか、などといろいろな思いが去来した秋田の旅でした。
旅のお供は高村薫の「黄金を抱いて翔べ」。この秋映画が公開されるので、予習復習を兼ねて読んでます。市井で生きる男たち6人が銀行から金塊を強奪するお話なんですが、いやぁバブルの頃ですなぁ。一介のサラリーマンのくせに犯罪準備金にいちいちケチケチしていない。サラリーマンが愛人の手切れ金に五千万払うとか(某監督の半額だよ!)、爆弾担当班のアジトを二回も用意してやったり、たっかいホテルに視察するためだけに泊まったり。さすがー。本番の強奪まで、次から次へと事件がひっきりなしに起きていくのにもびっくり。高村薫の筆も若々しい。
作品は1990年発表のもので、景気よかったんだなーと思うのと同時に、この20年で「景気がよかった」ことを実感できる業界が移動してるんだろうなーとも思った。まぁ実際、不景気なんですけれども。

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