虹立ちて竹光侍完結す


今朝の高尾山、今日は朝7時に出て午後1時に戻ってきたよ。
高尾山の帰りに本屋で竹光侍8巻が平積みにされていたのでいそいそと買って帰ってきた。スティールボールラン20巻も一緒に買ってきて、うちでビニールカバーをぴりりと開けて1ページ目で「これ、もう買ってあるじゃん」とがくりとなったのはナイショです。
お勝さんの豊かな黒髪の描写、キクチの飼う白いねずみ「メシ」の存在感、国房の透明度(って幽霊だからね!間池留さんみたいだね!)・・竹光侍、ここにて完結、1ページ1ページがよく計算された画面構成で、静かな映画を見ているような、よい漫画でございます。じわり。


本当は諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズを1から読みなおそうと思って本屋に立ち寄ったんじゃ。しかし、そこには諸星大二郎が一冊もなかったんじゃよ・・・ぐぬぬぬぬ。今、楽天でぽちっとした、しまくったとも!

こんなおもちろ漫画が大判で、一冊780円で読める幸せったら!!
今日のおまけ、高尾山薬王院の天狗さま。


天狗さまはやっぱり外国の人がモデルなのかちら!どうかちら!
天狗の漫画といえば、山岸凉子の「神かくし」だよネ、怖いよネ!!!

山岸凉子も全巻揃えたいなぁ。
今日のナガオカケンメイさん。太字はスガ、ちょっとじんときた。
さて、ナガオカをどう舵をとる?
最近、老後の恐怖で立ち止まる。
(中略)
学生時代は大人の真似なんてしなくていい。学生だからできる夢を大人に示して欲しい。20代は自分なんて出さなくていい。とにかく尊敬する人を探して、その下で吸収し続けること。そして、恋をたくさんすること。30代は社会の一部になった意識で社会の様子に関心を持つ事。やくにたつ人になること。40代はとにかく働く。表現する。突っ走る。走りながら考え、作り、書き、恋もする。と、思っている。ちなみに、50代は後輩を育て、先輩の世話をして、自分の社会人としての仕事を完成させること。60歳は社会のバランスをとってあげる大人になること。70歳は自分のやりたいことをもう一度、やる。青春にもどること。80歳は子供にもどること。90歳はあかちゃんにもどり、母なる大地にもどる。
今、僕の意識年齢はおそらく60歳。そして、何かいつものように強運さがゆえの、ハプニングのような何かが、自分の背中を乱暴に押してくれるという、他力を待っているような感じで吐き気がする。
最近、若い人に会うと、みんな「田舎に帰ってデザインで地域を救いたい」という。バカじゃないかと思う。みんな同じことを言う。テレビや雑誌の見過ぎだ。
そんな若さで地域に加わっても、一生懸命にやっている先輩の迷惑になるだけである。僕ですら、この歳で思うのだから。

30代は社会の一部になった意識で社会の様子に関心を持つ事。やくにたつ人になること、これが「大人になること」なんだと思う。やくにたつ人になりたい。

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