決算の書類がまったく送れない/あまり先生の俳句

さて、送るぞ、と封をしようと見返したら、1月2月3月4月が昨年度の情報のままでアワワワワワとしている最中。

昨日、句会にちょっとだけ顔を出した。さぼりっぱなしだったので、みなさんの顔を見に。仕事が詰まっているので、おいしいもの食べるだけ食べて、お酒飲むだけ飲んで、人と話すだけ話して。久しぶりに、仕事と関係ない人の顔たちと話ができて、一息ついた感じ。
そこで、別の業界のシャチョさんが「去年の1.5倍働いて、ようやく(稼ぎが)十割か八割ってところ」という話題に。私もおなじ感じよー、同士よー、と手をとりあう。でも、ちょっといい情報も教えてもらう。うひょひょ、早速窓口へ足を運びましょっと(その前に、決算、終わらせようね)(納税いやだなー)(消費税がなー)。
銀座百点銀座百店会が発行している「銀座百店」という小冊子に、俳句のコーナーがありますが、そこ我が句会のいて丁さんが見事入選されました。いつもは、ご馳走飲み会となるところなんですが、今回は、宗匠のあまり先生の句集『星涼―句集 (ふらんす堂俳句叢書 Serie du Blanc 1)』をみんなにプレゼントしてくれました。
丁寧に作られた素敵な装丁です。先生の俳句は、きりっとしていて、緊張感があって、とても凛々しいのです。そしてユーモアもあります。読めば『俳句って、格好いいんだ!』と発見できるのではないかと思います。先生も猫好きなので、猫の句がとても多いです。
愛猫は火薬の匂いして月夜
伝言は凍蝶のこと猫のこと
青き眼涼しふつつかな猫ですが
戦なき国や涼しき猫の髭
猫拾う春の隣といふ頃に
青丹よし奈良に垂れ目の子猫かな
喪の家にクロネコヤマトきて西日
逝く猫に小さきハンカチもたせやる

どれかひとつ覚えておく、なにかの拍子に口をつく、そのとき、時限爆弾のようにその句の情感がじわりと胸の内に広がります。自分で俳句を読むだけじゃなく、そういう楽しみ方もあると思います。今も「小さきハンカチ」のところでうるると。

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