悪ふざけしている清水義範が1000ページにも及ぶ長編ミステリを至極まっとうに様式美にのっとって書きまくっているような、なんとも魅力的なご本であることよ。
日経ビジネスオンラインのチボーシカさんの文芸コラムでこの作品を知り、2010年度の子羊文庫にいれてもらいました。読むのがいやになるようなぞっとする表現に何度か出くわすのですが、小説を読んでいて、本文から目を背けたのなんて生まれて初めてよ! そのくせいちいちニヤニヤするコネタが挟まれてて、んもーサービス精神に溢れていて困る☆
物語は2/3終わりました。謎が解けてほしいようなほしくないような・・・
というか、わたくし、この本がミステリー小説であるということに気がついたのは60ページほど読み進めてからなんですよね。うーん、鈍い・・・鈍すぎる・・・。
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夕方、新橋の神戸屋キッチンの席で読了。充実した読書タイムでした。
週刊少年ジャンプで10年連載していた「ピューと吹くジャガー」最終巻の20巻も読む。登場人物たちのその後が書き添えてあって、みんなそれなりに幸せな暮らしをしているようでよかった。特にうつくしまふくし君、よかったよかった。
『モーダルな事象』って70年代ぽいタイトル(宇野亜喜良とか米倉斉加年の装画で)だなーと思ったら、
けっこう最近の作品なんですね~
読んでみたい!
けど分厚そう!
年末に貸そうかー?分厚くて正月向けだよ!
正月に読むのにふさわしいかどうかはまたさておきまして。