大画面で見ておくと吉/映画「バトルシップ」


連休前のレディースデーにお友達と見てきたよ。
ユニバーサル百周年を記念した大型作品ですが、見事なまでに筋がないです。
よいです、この豪快な筋のなさっぷり!!! あらすじは映画.comから。
「キングダム 見えざる敵」「ハンコック」のピーター・バーグ監督が手がけ、エイリアンの侵略部隊と各国の連合艦隊が洋上で激闘を繰り広げる姿を描くアクション大作。ハワイ沖の太平洋上で大規模な軍事演習を行っていた、アメリカを中心とした世界各国の護衛艦隊の前に、突如として正体不明のエイリアンの母船が出現。地球側の呼びかけ応じることなく、侵略を始める。演習に参加していた米海軍の新人将校アレックスや、アレックスがライバル心を抱いている海上自衛隊の指揮官ナガタらは、弱点もわからない謎の侵略者と相対することになる。主演は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の新鋭テイラー・キッチュ。ナガタを演じる浅野忠信は、「マイティ・ソー」に続くハリウッド映画出演。
この前段階に、天文学者たちが地球によく似た惑星があるみたいだから、超強力な電波を送ってみようぜ!、というエピソードがあるの。ハワイの天文台から発射したその電波、きっちりエイリアンたちのいる惑星で受信できたもんだから、「えっ、なになに、俺らみたいな知的生命体がいる星があるの?なんかこっちももーいろいろ大変だからその星に行ってみようぜ!」とエイリアンたんたちが編隊を組んでやってくるわけです。その最中、うっかり一つが隊からはずれてドガシャガーン、あたいの香港シチーに落ちてしまいます。あぁぁ、中国銀行ビルがぐわららーんと壊れます。ぎゃー大変! 地球人にとっては宇宙からの侵略、宇宙人にとっては着陸失敗してせっかく遠くからやってきたのに仲間が多数死亡、という悲しい事故です。
そんでまぁエイリアンの母船チームは、当然電波の発信元のハワイを目指しますわな。そんでそこに、アメリカ主導の環太平洋軍事共同作戦的な演習が行われていたわけですよ、浅野忠信演じる指揮官ナガータとかがいるところに! そんでまー「なにをぉ!」「このやろう!」とか最初言ってたテイラー・キッチュと浅野さんが、人類存亡の危機に際し、軍人的男の友情をちょっぴり発露させつつ、一丸となって戦う。最新鋭の戦艦・駆逐艦がダメになっちゃったもんだから、展示用の第二次世界大戦とか朝鮮戦争時代の展示物的潜水艦を居合わせた退役じーさんたちが操縦し、エイリアンたちをフルボッコ! 最後の最後にアメリカ空軍が登場し、「YEAHHHH!!!!」「HAHAHAHAHAH!」って感じで敵を撃墜! ヒャッハー! ここらへんの表現、トップガンの時代から変わらねぇー!!!!
「えーエイリアンたちってもしかして本当は侵略しにきたわけでもないんじゃないの?」的な印象を若干残しつつ、エンドロールを眺め、あぁあの韓国人っぽい自衛隊のその他大勢の人たち、ほんとうに日本人だったんだと確認したりしていたら、最後にちょっとおまけ映像が! バトルシップ2でもやるつもりなのかちら、どうかちら!!!
それでまぁこの映画に込められたメッセージをまとめますと、
・俺らアメリカっていう國は、他国の言い分に耳を貸さないとこがあるけど許してちょんまげ!
・真珠湾のことはやっぱり忘れてないぜ! おめーらの陰険さや戦術、超参考になるわー!
・だけど日本って同盟国だろ! 昔のことは水に流して仲良くしようぜ!
・エイリアンってあの国のことだぜ、イシシ! わかってるだろ!
って感じなのかなー。あとあれって東郷ターンだよね、とかあるけど、おもしろかったー。

4 COMMENTS

カヲル

脳みそ空っぽにすると楽しい映画でしたねwそれはそれでOKですがw
個人的には戦闘になるまでの主人公のバカだけどいい奴だぜ紹介が長いと思いました。
リーアム・ニーソンの指揮官が映画を締めていたのはよかったです。

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スガ

リーアム・ニーソンはよかったねー。
あと、ナガータの近くでちょろちょろしていた日本人男性自衛隊隊員さんが気になる。俳優さんの名前がわからなかった。
#長い付き合いなのでお願いしますが、私のブログで草生やさないで。あんまり好きな表現じゃない。

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いくら

この映画、本当におもしろかったですよ。
バンコクで、2回、一人で見に行っちゃった。
でもあのエイリアン、結局何しにきたんだろうなぁ。
惑星間航行ができる技術があるのに、近接戦闘なんてあるのでせうか。。。
もっと、超兵器プリーズ!
人類絶滅寸前の、超兵器プリーズ!
って感じでした(ヒドス
>・エイリアンってあの国のことだぜ、イシシ! わかってるだろ!
わたしもそうおもったw

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スガ

そうなんですよ、地球にまでくる技術があるのになぜ全滅!? 謎ですわねぇ。
あのぐるぐる回る機械は確かに怖かったけれど、「あぁ、人類はもうきっと滅亡するんだ」的絶望感は味わうことがなかったですしね。
個人的には「人類はもう終わりだ」という点ではトム・クルーズの「宇宙戦争」のが怖かったです、ダコタ・ファニングも怖かったけど。
まぁなにかしら政治的メッセージがゼロではないと思うのですが、野田さんの明日はどっちだ!?

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