団塊の花屋から買ふカーネーション


団塊の花屋から買ふカーネーション

白猫の伊万里の餌皿初鰹

白猫の抜け毛をまとめ夏に入る

田植笠病みたる母と間違われ

やや古き軒端の鉢のアマリリス

イギリスの新聞を読み青嵐

芝二千四百メートルダービー賞

夏場所や向正面蝶ネクタイ

昨夜は句会でした。句会ももう7年目、「みなさん、俳句を作るのはうまくなりましたが、選句はまだまだですね」と先生から。うぅーぐぬぬー。

私が参加している句会は、私の母親と同年代のマダムが先生を含めて3人、全員参加すると12人、そのうち男性が3人(幽霊会員が一人)、現役で働いてる女性も多数。世代や育った環境が違うので、「文化がちがーう!」な話題も多々あり、とても刺激になります。「吉田健一の『金沢』にはゾクゾクしたわよ、あのひと、当たり外れが多いけど」などと昨夜もあるマダムが進めてくれたのですが、一人で本を探して読むだけだったらなかなか出会わないセリフだと思うのです。

女性が多いので、朝の連ドラを見る比率も高く「花子とアン」の話でちょっと盛り上がる。朝の連ドラは初回の子役に馴染めるか馴染めないかで見るか見ないか決まることが多くて、ごめんなさい、『ごちそうさん』はだから見なかったの、でも花子の子供時代の子は馴染めたので見てる、割りと正座して見てる。それで気になる仲間由紀恵ちゃんのこれからのことなんですが、えぇ、マダムたちがいろいろと教えてくださって、福岡にはまだあのお屋敷があるのよ、林真理子は嫌いだけど白蓮れんれんは面白いわよ、などとも。今朝になって、落ち着いてWikipedia 読んでみたら、蓮様の結婚相手の伊藤さんの「ザ・明治・大正の石炭王」っぷりにクラクラしました。成金といえども商才がなくてはここまでは・・・。Wikipedia の記事を読みながら、この時代の空気を描いた「ザ・没落するホテル王」のお話「行人坂の魔物」を思い出した。この時代は、こういうケタ違いのお金の使いかたをする人が全国各地にいたんだろうね、秋田でレオナール・フジタに馬鹿でかい絵を描かせた豪商みたいな人たちが。平成の今、そういう人種ってどこらへんにいるのでしょう? 

「バルテュス展はそりゃぁもう」という話題も出たので早速行ってみますわい。俳句を作る楽しみや面白みってなかなか伝えにくいけど、こういう俳句のお友達ができたということは本当に得難い経験だと思います。試されるいて丁、ウププ。

白蓮れんれん (中公文庫)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください


Notice: Trying to access array offset on value of type null in /home/users/2/oops.jp-mouse-design/web/wp-kimonomichi/wp-content/plugins/amazonjs/amazonjs.php on line 637