原題「The Road North 」、フィンランド語では「Tie pohjoiseen」、こっちのがほっこりしてなくてとっても素敵!
あらすじはギンレイホールのサイトから。
私生活は冴えないが一流のピアニストとして成功を収めたティモ。ある日、怪しげな男が現れると、3歳の時に別れたきり音信不通の父レオだった。無理やり始まった対極的な親子二人旅の行方は… 35年ぶりに再会した父と子の奇妙な旅をつづったロードムービー!
公式サイトはこちら。ミカ・カウリスマキ監督作品。
http://www.alcine-terran.com/tabiyume/
イメージフォーラムで今年のお正月にやってたみたい。今回のギンレイホールは「男親ロードムービー二本立て」だったのね! やるわね。ていうか、男親ロードムービーなるジャンルが近作で二本もあるのに驚きよ。来週は「去年ヒットしたハリウッド映画でギンレイ的にみんなに見てほしいなー映画二本立て」で、「ゼロ・グラビティ」と「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」です。マシュー・マコノヒー上演作品はギンレイで必ずかかるの法則がまたしても華麗に発動!
いままでにいろいろな映画を見てきたつもりだけど、初めて親子丼個別版を食べるところを見たわ。あ、それって親子丼って言わないのかもしれないけど。噛み合わない親子の会話が、だんだん噛み合ってくる。「あんたみたいになりたくない」と言ってた息子がどんどん「あんたみたいに」なっていく。そして明かされまくる衝撃の真実。北欧の白夜も風景も、そこに不似合いなアメリカ製の大きな車でさえ大変美しいおっさんロードムービーよ。概ね二人しか乗れない車っていいわね。この映画はサウンドトラックを聞くとまた楽しいんだろうなー。ギンレイホールで明日まで。