フランスのヤングケアラーの物語/映画「エール」

聴覚障害を持つ家族の中で生まれ育った健聴者の少女が、歌手になる夢を家族に理解してもらおうと奮闘する姿を描いたフランス製ヒューマンドラマ。

とてもよい映画だった。

フランスの昔からある農村の、石造りの家で暮らす主人公家族。ツール・ド・フランスの中継などでああいう石造りの家を見るたびに、中はどうなっているのかしら、石造りだけど、中でWi-Fi飛んでるだろうし、プレイステーションでゲームするちびっこがいるんだよねぇ・・と不思議に思っていましたが、この映画でその謎が解けました。なるほどー、ああやって古い農家を引き継いで使っているのか。そして自立した農場経営をああやっているのか、ふむふむ。

とてもよい映画だった。聾唖の家族と音楽の物語なので、音楽会のシーンがあるのですが、見ているこちらが気まずくなるくらい普段の自分の無自覚さに呆れたりした。夢破れた大人のほろ苦さと矜持と優しさとかも。あの先生がいなければ彼女は一体どうなっていたことか。

お母さん役のカリン・ヴィアールが、おしゃれで胸がとても大きくて、まるで「王様ランキング」のヒリング様みたいでとてもすてき。ロケ地はフランスのミュール地方。パリまで車で3時間、ちょっとそこを憶えておいていただきながら、映画を見ていただくとよいかも。

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