億万の人に億万故郷あり/wired.jp「 プラントハンター西畠清順に訊く、植物探しの旅の裏側&老舗がイノヴェイティヴであり続ける方法」

プラントハンター 命を懸けて花を追う

「今夜開催のプラントハンター西畠清順さんの講演会、残席まだありますよー」というツィートを昨日の朝見かけ、あ、あの面白い髪型のおにいちゃんかーちょっとおもしろそうですなーと、さくさく申し込み、さくさく昨夜行って参りました。

開催趣旨。WIREDサイトから。
http://wired.jp/2014/12/04/planthunt-event/
150年以上続く植物卸問屋の5代目でありながら、世界を飛び回り、新たなチャレンジをし続けるプラントハンター西畠清順。彼のオンラインインタラクティヴ植物園のローンチを記念し、トークイヴェントを行う。プラントハント秘話だけでなく、歴史と伝統を背負いながら、しきたりにとらわれないマインドをいかにもち続けているのかを訊く。

すっごい人誑しを久々に拝んだ気分! こういう人って最近目にしてなかったけれど(私の観測範囲では)、これはモテますじゃろうて、男にも女にも、若い人にもお年寄りにも! 年頃の女性が半径1m内に近づいちゃえばうっかり妊娠しちゃいそうなセクシーさです、親しみやすいご容貌の方ではございますが。こういう男性って日本にいまどれくらいいるのかしら? このまますくすくと商いの道と人誑しの道を邁進していってほしい! 

老舗の花卸販売の五代目とのことですが、創業のひいじさま、当時二億の財産残し他界されたそうで、その商いの才覚に驚かされる。五代目の清順さんもしっかりとそのDNAを受け継いでおり、「東京というのは、おいしい街です」と虎ノ門のどまんなかできっぱりと宣言しちゃう。すごいな。どういう教育を受けるとこういう男ができるんでしょうか。そんなエネルギーにクラクラした二時間でした。

時節柄東京五輪からみの仕事が進んでいるようで、日本庭園を中心にもてなしたいというお役所のオーダーに対し、「本当のおもてなしって、その国の植物をその国の人の目につくところに置いてあげることなんじゃないかなーって思います」と答えているそうで、うん、そうだよね、よその国にいって日本語で書かれた看板やパンフレットを見るだけで本当に嬉しく思いますもの。ましては極東の地にやってきて、ふるさとの植物を目にすることができたら、その心遣いに気持が癒されることでしょうて。

新宿西口の高速バスセンターに外国人旅行者向けに中央高速道路沿線の観光ガイドを置いてある棚があり、そこには英語・スペイン語・中国語・ハングル語でのそれぞれのパンフレットが用意されているんですけれどもね、そのパンフレットの棚のそれぞれの注釈が日本語になってるんですよ・・・。日本語でもいい、せめて国旗をつけてやれば視覚だけで手に取れるのに。残念なことじゃて。おもてなしってそういうことよ、ねー?

そら植物園
あぁ、この国際フォーラムのすっごい桜も西畠清順さんの仕事だったのか。

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