「誰よりも狙われた男」　その２

このＣＩＡのショートヘアのお姉さまがですね、いつも黒いジャケットに白いシャツ（or白いブラウス）で、働く女性のこういう『制服』の決め方もよいなーと思いました。フィリップ・シーモア・ホフマンの同僚のお嬢さんは、パフスリーブにボウタイの花柄のブラウスで、でも全然子供っぽくはなくたいそう素敵でしたわよ。働く女にシルクのブラウス最強・・・なんだろうなー、手入れにコストがかかるけど。

同じ原作者のスパイ映画として『裏切りのサーカス』がございますが、こっちは「ドキッ☆男だらけのスパイ大作戦！」。スクリーンの中のその素敵なメガネの初老の男性をどうぞ現実社会に飛び出させてくださいな、とハフハフしたくなる眼福映画。制作特別協力としてポール・スミスが参加してます。素晴らしい！　ディ・モールト！！！　美しい色目の上等なスーツに気の利いた小物で隙無く固めたおっさんたちがぼそぼそ喋ってるだけの映画ですが、よいです、いいんです、「あー、ほんとにいいジャケットー」「あの革の手袋をキチキチさせてる音が聞きてぇー」とかうっとりするだけの映画があってもいいんです！　いいんですよ！

『誰よりも狙われた男』では、そのパフスリーブの同僚女子が使ってるお財布がポール・スミスのに見えました。偶然なのかしらー。

そういう「あーぁーあのドレス、試着してみてぇー」「ぐぬぬぬー欧州セレブめぇぇ」な視線で見ますとこんな作品も素敵ですわね。

ウッディ・アレンはマダムたちの持ち物が、んもー・しゅてき・美麗・上質・上品・ハイブロウ・ラグジュアリー！

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昨日は仕事後にお友達と老後問題を話してたんですが（進歩がない）、とても素敵で頭がよくておしゃれでパワフルで仕事ができて体型が整っていてファッションセンスも衰えずむしろガンガン攻めに行ってる自分たちより年上の友人女性の話題になり、「黙っててもあの人達みたいになれるのかと思ってた」とお友達がボソリと。うむ、どうなるんでしょうかねぇー。