元日は映画の日なので、鬼滅の刃を見に行った。
各方面から漏れ聞こえる「誰も死なせない煉獄さん」というキャッチフレーズと「無限列車」というタイトルから、鬼舞辻無惨さまの配下が占領した暴走列車を煉獄さんが身を挺して止める物語かと思っていた、そう、三浦綾子の「塩狩峠」のような、鉄道事故を防ぐため自ら汽車の下敷きになった鉄道員のような物語かと。
そしたらそうでもなかった! 列車関連のエピソードが終わった途端、喧嘩好きのヤンキーが突然登場し、煉獄さんに執拗に絡み、結果、正義感あふれる若者があたら命を落とすというお話だった。なんだよう! 列車があまり関係ない。原作に忠実すぎるほど忠実というのでこういうお話だとは理解しているのですが、あまりに唐突でございました。
二時間アニメを真剣に映画館で見るというのは久々のことで、あ、でも、エヴァンゲリオン見にきちゃうよね、たぶん見ちゃうよね、見るよなぁと思いながら劇場をあとにしました。2021年もいい映画を!