うぉぉぉぉーニュークスー、ニュークスの「俺を見ておけ」をもう一度聞きたいー!
赤毛の女の懐にさくっと潜り込んだ手練手管を今一度確かめておきたいー!
アドリブ仰け反りヒャハーのスリット先輩にもう一度会いたいー!
今度は落ち着いてシャーリーズ・セロンの美を堪能したいー!
鉄馬のババアたちをつぶさに観察したいー!
マッドマックスは結局、医療担当ドライバーということでOK?
火を噴くギターとデンデン太鼓軍団の楽曲をちゃんと聞きたいー!
「V8を崇めよ!」の集団シーンを見直したいー!
なにしろオープニングの5分を見逃してるのですじゃー!
というわけで、今度はMX4D版で見てきました。シートごと揺れるとか動くとか風が吹くとかシーンにあわせて匂いが吹くとかいろいろござるそうで、今回は東宝シネマで。移動中に「4Dの上映では予告編から動き出すこともあるのでそうなると座りにくくなっちゃうんですっ、早く集合してください!」とお友達からのSMS見ながらアワアワとアワアワと。予告編では結局最後の1本だけが4D連動だったのですが、これがちょうどよいウォーミングアップになりました。
で本編開始、うぉぉー、車の振動がー座席に、乱闘シーンのボコボコっぷりは背中への衝撃で、水たまりシーンでは顔にプシャッと水がかけられ、坑道を走り抜けるときは脛のあたりをなにかに叩かれ、拳銃が火をぶっ放すと圧のある風が顔面に、ドンパチ乱射シーンでは劇場の壁がチカチカ光り、スモークが炊かれ、「ボス、俺達の任務は?」「東へいく」となると座席もぐるーっと大きく動く。うぉぉぉ、ディズニーランドのアトラクションですな。もうね、映画を見つつ、アトラクションも堪能する、という。目の前の席に座ったトンチキなバカップルが映画開始直後「うわーすごいー」「だろ?」「揺れちゃうぅぅー」などとキャッキャウフフとやってやがったのですが、それもしばらくすると黙りこくり、よーしよしよし、映画はそうやって黙って見ろ。
いやぁー、子供もいない、ディズニーランドに用もない、舞浜は遠いとなると、映画館でのアトラクションというのはちょうどよいのかもしれませんな。鑑賞料と4DX料で3400円したけど、マッドマックスは120分途切れることなくアクションシーンが続き、なにかしら動きがずっとあって大変お買い得な時間でございました。
4D映画体験の多いお友達がいうには「海のパシフィック・リム、空のベイマックス、陸のマッドマックスですね」とのこと。なんて的確な表現なの! 「ベイマックスの空を飛ぶシーンとかすごく気持ちよく体験できて本当によかったんです!」とも。あぁーそれは確かにちょっと経験してみたい。5人の花嫁のうちのひとりレニー・クラビッツの娘がイモータン・ジョーに向かってペッとツバを吐くシーンでもプシャッと水攻撃があったのはちょっとそのモニョモニョと・・・。4DX は作品との相性もあるんだろうけど、自分たちに身近な車を題材にした本作品はすごく相性よかったと思いますわ。よい経験をいたしました。4DXは上映期間が短いので気になる作品があったら積極的に足を運びたい。